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アーカイブス~グループ活動など

さや池ビオトープ合同観察会 《2022年5月19日》

毎年4月に実施していた合同観察会を今年は時期を変えて5月に実施しました。

野草は4月には草丈が短く花も咲いていないのが殆どでしたが、5月は花が咲いて繁茂し観察するのも楽しく、判別もしやすかったようです。

さや池は、水温19℃、気温29.4℃、湿度30%、取水口から勢いよく水が流れ込み、湖面からは水底が見てとれるほど澄んでいて、暖かい日差しにさそわれてカワムツは群れになってあらわれ、時折水面に落ちた昆虫を食べたりしています。

【さや池の水生生物】

つなぎの合羽を着て葦やガマの根元をまさぐりながら網を突っ込みヤゴなどの採取を始めました。その結果・・・・

カワニナ、シジミ、コバントビケラ、ヤゴ→フタスジサナエ、モノサシトンボ、アカネトンボ、クロスジギンヤンマ、シオカラトンボ、

もんどり→ カワムツ1匹、ドジョウ5

雨山川水生生物】 

ヤマトヌマエビ、カワヨシノボリ、カワムツ、サワガニ、ニッポンヨコエビ、シマアメンボ、オオアメンボ、カワニナ、ヤゴ→コオニヤンマ、サナエトンボ

 

【さや池、雨山川の昆虫】

虫取り網を振り回し、半世紀もタイムスリップした昆虫大好き少年が、トンボを追いかけ歓声を上げています。採取して観察できたのは・・・・

トンボ目→クロスジギンヤンマ(♂)、ハラビロトンボ、シオカラトンボ,モノサシトンボ、オオイトトンボ、チョウ目→モンシロチョウ,ヒメウラナミジャノメ,コジャノメ,クロアゲハ、バッタ目→ツチイナゴ,カマキリ

甲虫目→ナナホシテントウ,ナミテントウ,イタドリハムシ

クロスジギンヤンマを採取できたのは初めて、ハラビロトンボも含め新発見でした。

 

【野草樹木】

腰のあたりまで伸びた野草を踏み分け、去年までの繁殖データを見ながら観察を行いました。

種類は67種とたくさん確認できました。

木苺、フキ、セリと食べられる植物も多く、摘み取って美味しく食べて楽しむ

ことにしました。

取水口の周りにはさや池開墾以来、種まきから育てた樹木が大きく成長し、花を

楽しめるロウバイ、ヤマボウシや果実を楽しめる柿、梅、オニグルミ、ヤマモ

モなど天空を埋めるほど葉が茂って、木々に囲まれた涼しい空間が作られてい

ました。

さや池ビオトープは四季折々の自然に恵まれ、色々な楽しみ方ができるエリア

になっています。

これからも水生生物Gだけでなく、皆で楽しみ活用していきたいと強く感じま

した。

 

*次回の9月の合同観察会では、また新たな発見があるかもで楽しみです。

4月里山保全活動 《2022年4月7日》

 満開の桜が散り始めた4月7日里山保全活動を行いました。

4月は「新入生・新入社員」などフレッシュな出会いの季節ですが、里山保全活動にも新しいリーダーを拍手で迎えて今年度の活動をスタートです。

 

今日の主な作業は、4月29日の和田山パーク祭りで『丸太の皮むきに挑戦』に使用するヒノキの伐採です。野田地区の山まで歩いて行き、15分ほどで到着した現場でスタッフを3班に分け伐り倒しました。

1班はほぼフラットな足場ですが2、3班は斜面での作業で安全第一に取り組むよう注意があり、白いテープを巻いた木を2本ずつ伐倒、2メートルに玉切りして持ち帰ります。

この山は、ほとんど間伐の手が入っていないため木々が密集して、伐り終わっても掛かり木になって倒れません。

そこはベテランのスタッフです、ロープを掛け引き倒し手際よく枝を払い2メートルに玉切りしていきます。

軽トラで待ち構えたスタッフが3回に分けふれあい広場に運びました。

予定の時刻には枝葉の整理も終え帰路につきました。

広場では炊事スタッフが特性のカレーライスを作って迎えてくれ、すっかり若返ったお腹(!?)いっぱいに詰め込み午後の作業に備えました。

午後からはふれあい広場のでこぼこしたところに土を入れてグランド整備。

これまでにプールした丸太を寸切りし、割ってマキづくり。27束完成。

2018年の台風21号で根こそぎ倒れたヤマモモの切り株を「今日こそ始末するぞ!」と、チェンソーをうならせ格闘しましたがあと少しで時間切れ。

作業を終え機材の点検整備行い、終礼で作業が無事終了したことを確認して、「次回5月12日また頑張りましょう」の挨拶を交わし、終了しました。

永楽花見会場周辺清掃  《3月21日・4月4日》

「永楽桜花見」期間の前後に恒例の駐車場やダム周辺の清掃を行いました。

活動にはそれぞれ約20名2日間で40名を超える会員が参加して実施しました。

今年の永楽ダムは「NPO法人桜保存会」の手入れが行き届いていて、ダム周辺の景観が見違えるように素敵になっていました。

ダム西岸には新しく桜の植栽が行われています。ソメイヨシノは樹齢が約50年と言われていますが“てんぐ巣病”にかかりにくい『ジンダイアケボノ』が補植され、あと数年で立派に咲きそろうと大阪でも屈指の桜名所となることでしょう。

さらに東岸に行くと桜の成育を妨げていた雑木や下草刈りが進んでいて、傷んだ桜の多かった東岸の桜も元気になり、続けて植栽がすすみ西岸同様の景観が湖面に映る桜を想像するだけで胸が躍ります。

こうした保存活動のおかげで散策道から湖面までが一望できるため、毎年見られた不法投棄が激減していました。

湖面近くのごみは、ロープを使い安全を確保しながら降りて、慎重に回収しました。

また、例年捨て猫保護のごみが大量に回収されましたが、保護に当たっておられる方々の活動により、このごみもほとんどありませんでした。

去年のHP上で不法投棄を嘆きましたが、激減したごみの量を見て、自然保護・景観保全意識の高まりを強く感じました。

3月里山保全活動《4年3月10日》

 春の訪れを知らせる鶯の声が和田山から聞こえてくるようになりました。18名の会員がふれあい広場に集まり里山保全活動に精を出しました。

2月に焼いた炭焼きの窯を開放し焼き具合を見ましたところ、上手く焼けた窯や生焼けの部分もあった窯もありでなかなかむつかしい焼け具合となりました。

きれいに窯の清掃をして今年の炭焼きは終了しました。

他のグループは第3農園の雑木の剪定作業や広場入り口の花壇の外枠の設置など行いました。

利用される方に少しでも小綺麗な花壇を見ていただき、楽しい一日を過ごしていただきたい思いです。

昼食はカレーライスをごちそうになりました。今日もやっぱり2杯お代わりさせていただきました。かまど炊きのご飯は特に美味しく味わえることができて幸せです。

来月から、里山保全活動のリーダーに元気いっぱいの若いリーダーが登場する予定です。  ご期待ください❕

和田山ポイント表示の取替《2022年3月4日》


野外活動ふれあい広場に隣接している和田山は高さ171Mですが、大阪湾全貌が見られることから毎年多くのハイカーたちが登っている人気のある山です。


子どもたちにも分かりやすいポイント表示が15ヶ所設けられています。しかし最近長年の雨風に晒され表示板も痛みが激しくなったことから新たに取り替えることにしました。


本日9名が資機材を分担して運び上げ取り付けました。事前に予備作業していたので作業は順調に運ぶことができました。


これからも和田山の周辺整備をしていくつもりです。


“まぼろしの滝”を訪ねて 《2022年2月4日》


今月のハイキンググループは近距離ながらファンタジックなコース、まぼろしの滝を目指すことにしました。

寒い中でしたが風が穏やかでハイキングにはいい日和です。

ふれあい広場駐車場に集合・スタートしました。メンバーの体調を気遣って、森の木々や野草を観察しながらゆっくりとまぼろしの滝へと進みました。

サラ谷池を過ぎ雨山川左手に源流をみながらしばらく行くとハイキング道への倒木が目立ち始めました。

そしてついに大きな倒木が道を塞ぎ、ほぼ腹ばいでくぐり抜ける難路が続きます。

無事通過すると目的地の滝を構成する大きな岩肌が現れました。

さあー、まぼろしの滝は姿を見せてくれるでしょうか。斜面を下って滝壺に向かいます。滝壺から見上げると「残念」水は落ちていません。前日までの雨量では流れ落ちるほどには達していませんでした。

よく見ると、少し滴っています、まさにまぼろしの滝でした。

梅雨どきの雨上がりにもう一度訪れ、大きな滝に巡り会いたいと思いました。

 

その4日後、なんと「荒れたハイキング道は放置できない!」と、見かねたスタッフは前日の雪の残る山道にチェンソーを持ち、倒木の伐採を行いました。

幻の滝は、ハイカーの少ないコースですが知る人ぞ知る隠れスポットです。

「いつの日にかは」と、水しぶきをあげて流れ落ちる滝の感動を求めるハイカー達に、大変喜んでもらえるものと思いつつ、苦難の作業を終えました。

2月里山保全活動  《2022年2月10日》

曇天の中19名の会員がふれあい広場に集まり早速ラジオ体操で硬い体をほぐします。
今日の作業は、1月に炭焼きした窯から炭を取り出しました。竹炭はうまく焼けていましたが、木炭はちょっと焼きすぎの感じがありましたがBBQなどに使用できそうです。ドラム缶方式ならこの程度の焼き加減で普通でしよう。片付けしてから再度炭焼きに挑戦です。

広場には紅白の梅の木がありますがなぜか紅梅だけが満開になっています。
最近は広場の雨水の排水がうまくできないため会所を設置して道路際までパイプを埋める工事をやりました。穴掘りやパイプの埋める深さと傾斜を考慮してツルハシやスコップで作業しました。

別の場所では和田山のポイント表示を新規に作成するため丸太に防腐剤を塗ったり、表示板の作成や杭を15本丸鋸で細工しました。


昼食ごろに小雨になりましたが丁度「かす汁定食」をいただけるタイミングでしたからあまり濡れなくてよかった。

冬場の「かす汁」はほんま、体に栄養と元気をいただけるからありがたくて、今日も完食でした。

1月里山保全活動 《2022年1月13日》

風も強く寒い中で、今年最初の里山保全活動を行いました。

参加者は22名、今回も参加者を4班に分け、1班は竹炭焼きに使う竹伐り、2班は炭焼き準備、3班は和田山の間伐処理、4班は昼食づくりに分担して活動しました。

 

寒さで固くなった体を元気に、ラジオ体操でほぐし体調の準備を完了。

焚火の周りで暖を取りながら作業内容の説明を行いました。

竹伐り班は「双和の山」へと軽トラに道具を積み込み出発。

2班の炭焼き準備班は今回用の、適度に乾燥(この水分量が重要)させた竹を寸切りし割って節を取り、炭焼き釜に隙間なく詰め込みます。

和田山の間伐整理班は東谷池の方に向かい、倒木地に入り込みます。

直径30㎝のヒノキをチェンソーで薪木用に玉切りし、倒した状態の2本のヒノキは枝を払って玉切りしました。作業を終えた木々を軽トラに乗せると荷台はいっぱいになりました。さらに整理途中の、4年前の台風21号で倒れたヤマモモの巨大な根っこを整理し、焚き木用に持ち帰りました。

寒い時の何よりのごちそうはアツ~イ“豚汁”、炊事班は前日買いだした食材で腕によりをかけて調理を進めます。

正午近くに炊き上がると「冷えないうちに早く食べてよ!」大きな声で呼び込み、体の冷え切ったメンバーに配膳します。

「美味しい、これが一番」と何杯もお代わりをして体温と活力を蘇えらせました。

午後からは薪割、竹炭準備に頑張り、今日の予定を終了しました。

寒い日は家に閉じこもるよりも、こうして体を動かし美味しいものを食べ友と語らうのが一番のようです。

 

今年も1年間よろしくお願いします。

迎春準備  《2021年12月14・20・26日》

は~やくこいこいお正月 コロナに明け暮れた2021年も、まもなく新しい年を迎えようとしています。

「野外活動ふれあい広場」では新年を迎える準備を、三日日間にわたって行いました。

 

【ふれあい広場大掃除】

利用人数が1日100人とコロナ以前の収容数に戻り、来年こそは多くのイベントや客さんで活気にあふれることでしょう!!!

お客さんに喜んできていただくために、ふれあい広場のすべての建物、バーベキューコンロなどの貸し出し物品やグランドなど、気合を入れて入念に掃除しました。

【しめ縄・門松など正月飾りづくり】

イベントのしめ縄づくりは今年もコロナの影響で中止となりましたが、ふれあい広場に飾るしめ縄・門松、そして雨山神社のお社とヤマモモの巨木につけるしめ縄を心を込めて作りました。

【雨山神社しめ縄奉納】

数年ぶりの大寒波がやってきた26日、雨山龍王社の祠と鳥居、ご神木ともいえるヤマモモの古木に飾るしめ縄を奉納しました。

樹林に囲まれた登山道をしめ縄を担いでの急坂は少し汗ばむほど。頂上に着くと早速しめ縄を張り巡らし、来る寅年の安寧を祈願して下山しました。

みなさんどうぞよいお年をお迎えください!!

12月里山保全活動  《2021年12月9日》

暖かい日差しがふりそそぐ129日に26名の会員が参加し、4班に分かれて作業を行いました。

1班は野田地区山林の倒木整理、2班は竹炭焼き用の竹伐、3班はふれあい広場の花壇の整備、4班は昼食を作る炊事班に分かれ活動を行いました。

9時半からラジオ体操を行い、各班への作業内容・手順などの説明がありそれぞれの作業場所へと移動しました。

1班の作業は20189月の超大型台風で倒れた直径40㎝のヒノキ(2本)を、チェンソーで1mぐらいの長さに玉切りにし、片付けました。枝は土留めとして斜面に沿って並べ、丸木は数人がかりで軽トラに積み込み、ふれあい広場で使う薪材として運び込みました。

 あっと言う間に午前中の作業は終り、各場所から戻ったみんなと一緒に、炊事班が作ってくれた暖かくて美味しい豚汁定食を、おなか一杯頂きました。

 午後からは竹炭用の竹切・竹割をして竹炭焼きイベントの準備を行いました。

また、薪割り花壇整備も引き続き取り組み15時ごろすべての作業を完了。

その後、使用した機材の整備と今日の作業についての意見交換を行い、無事一日の活動を終えました。   

みなさまお疲れ様でした。

さや池ビオトープの調査(11月)  《2021年11月17日》

9:30 さや池ビオトープ集合 活動開始 ~11:30 終了

前日15時頃に仕掛けたもんどりを確認する。4カ所仕掛けた(餌:煮干し)が、ガマが生えているカワラハンノキの辺りももんどりにドジョウ5匹とカワニナが入っていただけ。他の3か所は何も入っていなかった。あの大量にいたドジョウはどこへ?→生息数が減っている? 気温が下がり活動が鈍っている? 

水の循環はうまくいっているみたいで、水は澄んでいた。柵の内側に入れたヘドロが沈むので砂を入れた方がいいかもしれない。

先月水面に浮いていた薄茶色の汚れはなくなっていた→流れ出たかな?

セリが入水路周辺にたくさん生えている。

 

確認できた生き物

*さや池の水生生物

クロスジギンヤンマのヤゴ、ドジョウの稚魚25㎜、マツモムシ、カワニナ、シジミ

2週間前に池にいたウシガエルの幼体は確認できなかった

昆虫(気温が下がり、少なくなっていた)

キタテハ、オンブバッタ、オオカマキリ、オオアオイトトンボ、ヤブキリ、キチョウ、ウラギンシジミ(♀)、マユタテアカネが雌雄で産卵していた。

 

*雨山川の水生生物

ヤマトヌマエビ、サワガニ、シマアメンボ、カワヨシノボリ、カワムツ、カワニナ、コヤマトンボのヤゴ、サナエトンボ?のヤゴ、ヨコエビ、シマアメンボ

(先月に淵に沢山いたヤマトヌマエビが数匹しか確認できなかった。カワムツは淵では確認できなかった。気温が下がり水生生物が減っている。)

 

今後検討していきたいこと

*池の水を抜いて日干しするのか?

*水生植物を植える?種類をどうするのが良いか?

野鳥観察会 《2021年11月18日》

向寒の野鳥観察会が檀波羅公園で行われました。 当日は風もなく観察日和になりました。 グリーンパーク熊取6人の女性会員、4人の男性会員の10人はフィールドスコープを担いで檀原公園にある大細利(おぼそり)池に向かいました。 

フィールドスコープを構えてじっくりとカモ類を観察しました。くちばしの先が黄色いカルガモが沢山見られます。 

今回初めて大細利池の隣の原ノ池に行きました。 道路からは見えにくく住宅の陰になり、あまり管理がされて無くゴミだらけの池です。


                        〔泉佐野市ハザードマップ転載〕

  しかし「ワ~多くの水鳥が岸辺近くでプカプカ・・・」早速スコープを構えます頭が緑色のマガモ、ホシハジロ等々。 この池は一部干潟になっていてダイサギやアオサギ等の大型の鳥も見られました。 

24種の野鳥を確認し一同大満足の観察会になりました。

11月里山保全活動  《2021年11月11日》

各地から紅葉の知らせが届いてくる季節の中、雨山の麓で間伐作業を行い24名の会員が参加しました。翌年度から砂防ダムが二カ所建設予定でかなりの間伐本数が見込まれています。

手慣れた作業ですが伐倒したあとの土止めとして、斜面に沿って材木を並べていくのは労力が要ります。人工林であれば維持管理として当然の作業でしょうけれども・・・

ランチタイムは竈炊きご飯大盛と特製野菜カレーでした。温かくてこれが実に美味しいんです。季節の柿も会員さんから差し入れがあり健康にいいからと沢山ほおばりました。

午後からは広場北側のネットにからんだ多数の松やアカメガシワ、ハゼの木の伐採です。梯子を掛けて慎重に切り落としたあと適当な長さに切ってから処理センターに搬入しました。また、ふれあい広場を利用される方のためにマキ作りや清掃作業など行いました。

参加の皆さん「お疲れさまでした!」。

10月和田山周辺整備作業  《2021年10月11日》

10月も半ばに差し掛かろうというのに今日も連日の真夏日でした。22名の会員が広場に集まり、ふれあい広場と周辺の散策道の草刈り作業で、3カ所に分散して主に草刈りや刈り取った雑草の運搬処理を行いました。

ふれあい広場の草刈りもきっちりしていただき奇麗になりました。東谷池へ通じる石垣の上には私たちが緑化事業で植樹した桜やモミジなどが10数本あります。高台にあるため下草刈りをする機会が遠のいていて、周りにはカヤ類が背丈ほど伸びて機械で刈り取るのも傾斜地でもあり一苦労の作業を強いられて汗だくでした。でも何とかみんなで刈り取りました。

 

東谷池への沿道もモミジがたくましく青空に向かって伸びていて、紅葉のシーズンともなれば紅く色づいてハイカーの目を楽しませてくれるでしょう。

堤にびっしりと生えていたセイタカアワダチ草もきれいに刈り取られてバードウオッチングの絶好の場所となるでしょう。

午前中の作業でしたが皆さん安全に配慮しながら初期の目標を達成することができました。お疲れさまでした。

10月里山保全活動 《2021年10月7日》

10月とは思えな“夏日”続きの中、先月に引き続きナラ枯れした大木の伐倒、耕作地のり面の灌木伐採、竹林からの菊展示材の伐り出しのグループにわかれ実施しました。

 

ナラ枯れしたコナラはすごい大木で大きな枝が四方に張り出しており、まず枝打ちを行う必要があります。

はしごを掛け命綱で安全を確保しながら、枝切りポイントまで登ります。

枝の根元を支点にロープをおろし小型のチェンソーを引き上げます。

伐り手は超ベテランですが、何度も足場の安全を確認しながらエンジンをかけ

枝の倒れる方向に引き綱をつけ地上のスタッフと息を合わせ伐り進みます。チェンソーから木くずが飛び散り、「バリバリ」枝の裂ける音に合わせ強く引き綱を引っ張ると「どすーん」、目指した地点に枝が伐り倒されました。

同じ要領で5~6本の枝を切り終えると、はや正午。

のり面伐採はチェンソーや刈り払い機による伐採は手際よく作業が進み、畑との境界がきれいに刈り取られ、耕作への支障もなくなりました。

境界の藪がなくなるとイノシシの侵入予防にも役立ちます。

 

竹林からは目標の孟宗竹10本を軽トラに積み込み広場に到着しました。

 

女性スタッフが作った「秋カレー」の香ばしいにおいが漂う中、全員が合流して昼食です。

何種類もの「お漬物」を添え美味しく頂き、午後への英気を養いました。

午後から、ナラ枯れのコナラはいよいよ大木の伐倒です。

幹にワイヤロープを巻きチルホールで引っ張り豪快に伐り倒しました。

ナラ枯れ感染防止のためには幹・枝・葉っぱ、すべて完全焼却しなければなりません。軽トラ2台分を環境センターに搬出し処分してもらいました。

 

最後に使用した道具の手入れを行い、全作業を終了しました。

次回もよろしくお願いします。

ナラ枯れの大木にのぼって”枝打ち”作業
害虫のあけた穴 これじゃあ「水管」を絶たれどんな大木も枯れますね!! 
広く境界が草刈りされました  これだけでもイノシシは警戒して畑を荒らさないそうです
公民館・レンガ館など「秋の菊花展」をこの竹でグレードアップします ぜひ見に来てください

和田山周辺整備作業    (2021年9月21日)

今日は中秋の名月が見られるという天気快晴のなか21名の会員が集合してくれました。先週の活動予定が、台風の影響で雨天のため今日に延期となったのです。

和田山の散策コースが雑草に覆われた状態が見受けられるようになりましたので皆さんの御協力によりまして草刈りをしました。

周回コース、山頂コースそしてふれあい広場への進入路のコースをそれぞれ分かれての作業です。草刈り機のエンジン音も軽やかに雑草を刈り取っていきます。時々喉を御茶で潤して休憩も取りながら緑豊かな和田山の季節を肌で感じていました。

ランチタイムは夏野菜がたっぷり入ったカレーライスでした。竈で炊いたご飯がとってもおいしくてお代わりしました。

午後からは駐車場や田んぼの草刈りや東谷池沿いの生い茂った雑草の草刈りでした。

和田山を訪れるハイカー達も散策道がきれいになっていれば気分もルンルンになるでしょう。これからは紅葉が徐々に見られる季節になりましたので「何度でも和田山においでください」。

ハイキング道整備
草刈り機が大活躍
駐車場の草刈り
刈った草を集めて「ヨイショ」

9月里山保全活動   《2021年9月9日》

全国的にナラ枯れの被害が多く熊取町の里山でも被害の様相が散見されるようになりました。和田山でも、キャンプ場そばのナラの木が数本枯れて茶色くなっています。被害拡大を抑えるためにこれらの木を伐倒して焼却しなくてはいけないのです。チェーンソーで切り倒します。

道路の崖沿いにあるため転落しないように安全を期して伐倒しました。キャンプ場近くの木は大木で四方に枝が張り出しているため枝打ちしなければなりません。木の上にのぼり慎重に切り落としていきました。3本伐倒しましたが大木は次回に伐倒します。軽トラ2台分を処分場に搬入して今日の作業は終了しました。次回もよろしく頼みます。

加太城ヶ崎海岸で磯観察 《2021年9月6日》

 96日、年に1回の海の生きもの観察会に行きました。澄み切った秋らしい青空。展望台からは、北は明石海峡大橋から友が島の向こうの淡路島、その南の沼島、遙か向こうの四国まで見渡せました。

 

 気持ちの良い景色を眺めながら軽食をとり、いよいよ磯へ。

潮だまりを中心に魚を捕まえたり(すばしこくて、姿は見えてもなかなか捕まらない!)石をひっくり返して、隠れているカニや貝を見つけたり。1時間半ほどじっくり観察しました。

 半透明で、縁がとってもきれいなコバルトブルーのその名も『コバルトツツボヤ』(群体になるホヤのなかま)があちこちにいました。

 石の下に隠れているウミウシの仲間、ミヤコウミウシもたくさん見つかりました。蛍光ブルーの斑点がとてもきれいで目立ちます。しばらく水槽に入れてみていると、背中側のエラをきれいに開いてくれました。

 ヒメイソギンチャクも石の裏側やすきまにびっしりくっついています。グレーがかったうすいピンク色の個体が多いのですが、赤い小さい点点が特徴。このなかまは分裂で増えるので、同じ所に小さいイソギンチャクが固まっています。場所が気に入らなければ、ぽろっととれて移動します。

 石の裏側には、ヒザラガイのなかまのウスヒザラガイや、プラナリアのなかまのウスヒラムシがいて、すぐに這ってにげだします。潮だまりの中では同じ仲間のミノヒラムシがひらひら泳いでいます。

 人の姿を見るとすぐ隠れてしまう魚たちは、アゴハゼやイソミミズハゼ、カエルウオ、ヘビギンポ、黄色と黒のしましま模様がかわいいナベカなど。

 石をひっくり返すといろいろな色や模様のヒライソガニが逃げ出します。カモフラージュに自信がある?オウギガニはそのままじっとしています。

 ちょっとびっくりしたのは泳いでいる『ウミシダ』が見つかったこと。大阪湾の外側では時々見つかります。名前のように植物みたいなフォルムですが、化石のウミユリに近く、大きく見ればたくさんいるムラサキウニや、ナガトゲクモヒトデなどの棘皮動物の仲間です。とげとげだらけの腕が10本あり、(成長とともに増えて50本くらいになるやつもいる),この腕で海水中の懸濁物を集めて食べています。なので潮の流れがある、外海に面したところにすんでいます。今回はひらひらと泳いでいるところがみつかりましたが、普段は短い巻枝で、岩にしがみついています。

 全部で動物約60種類、海藻約15種類が観察できました。

 帰りは、道の駅みさきに立ち寄り、新鮮でリーズナブルなお魚や野菜をどっさり買い込んで、充実の1日となりました。

ピザ窯テスト焼き 【2021年6月28日】

今年3月に完成していたピザ窯をお客さんに使って頂こうとしていた矢先、緊急事態宣言が発令され野外活動ふれあい広場も休館しました。やっと緊急事態宣言が解除されピザ窯をテストしました。 

「お客さんにどんな方法で使ってもらうのが良いか?」 「ピザが焼けるまで火の調節は?」 「時間はどのくらいかかるのか?」迷うのは初めての事ばかりです。

ピザ窯は2基あり、既設の竃を利用して耐火レンガを使った本格派とドラム缶を利用して作ったものです。いずれもグリーンパーク熊取で設計・施工したオリジナルです。温度を確認しながら薪を燃やしていくと、2つのピザ窯の特徴が良く表れてきます。
じっくり温度上昇する耐火レンガの窯。 

すぐに温度が上がるドラム缶の窯。

 取あえず市販のトッピング済みの冷蔵ピザを焼いてみました。プレーンの冷蔵ピザにトッピングしたものも試しました。ピザミックスを使った手ごね生地も試しました。ソーセージ、ピーマン、トマト、チーズ、ピザソースなどをたっぷり。最後にグリーンパーク熊取自家製のスウィートバジルを載せて焼きました。良い香りが漂ってきます。「オー本格的!!」

これからお客様にどの様な方法で提供できるか検討を重ねていきます。

写真から美味しいにおいや味までまで伝わってきます

さや池草刈り  【2021年6月18日】

6月18日、9時半から、草ぼうぼうになっていたさや池周辺の整備を行いました。

曇り空で暑すぎず、作業しやすかったですが、雨雲が近づいているということで、

巻き気味で草刈りを進めました。

13名の参加で、草刈り機4台、背が高くなっていたススキやセイタカアワダチソウ、フェンスに絡んでいたクズなど、1時間半でほぼすっきり。ちょうど雨粒がぽつぽつ落ちてきてお開きとなりました。

途中から池の水面が騒がしくなっていましたが、草刈りで飛ばされたり逃げ出した虫たちが池に落ちるので、魚たち(カワムツ)がごちそうの出現に狂喜乱舞していた、ということのようです。たくさん生えていたドクダミも刈ったので、みんな薬臭くなりました。

草刈りで環境が変わり、毎月実施している「さや池調査」にどんな変化が出るのか、またまた楽しみです。

頑張ってくれた草刈り機たち

和田山周辺環境整備活動  【2021年6月15日】

活動に入る前に検温と消毒のコロナ感染対策をしっかり行い実施しました。

今日の活動はルートを3カ所に分け

  • 1,2班は9番から新池展望台コース
  • 3,4班は別所池から第2駐車場
  • 5,6班は11番から和田山頂上へのコース
  • 各コースとも、草刈り機や山刀、鋸を使って足元に絡みつく雑草や張り出した枝などを手際よく刈り取りました。

    この時期コロナにもまして気を付けなければならないのが“熱中症”です、各自持参のボトルで、こまめに給水して熱中症にならないよう注意しながら活動を進めました。

    昼食は蜜にならないように間隔を取りながら夏カレーライスをいただきました。お米、野菜類は会員の方からの差し入れでおいしかったですよ。

    朝どりの枇杷の実もコンテナ1杯いただきました。

    午後の作業は東谷池への道沿いと野外活動ふれあい広場や周辺の整備をしました。

    作業後に地元大阪体育大学の一行が和田山に登り「コースの様子が見違えるように整備しいただき、とても快適に楽しく登ることができました」と嬉しい感想を述べてくれました。

    これからもNPOグリーンパーク熊取は野外活動ふれあい広場と和田山を含め、皆さんが楽しく来場していただけるよう、周辺整備に取り組んでいきます。

    さや池ビオトープの調査(4月)  《2021年4月15日》

    風が無く穏やかな晴。午前9時半はまだ気温(13℃)も低く飛び回る昆虫類は少なかったが徐々に増えだした。今日は野草グループも加わって,総勢12名で調査開始。池の水の出入りの流れがよくなっているので,水は透明(水温11)。ヘドロも減って,階段に近い北側は砂地が多くなっている。周囲の草丈が高くなっている。近いうちに草刈りが必要と思われる。前半は植物・昆虫・水生生物に分かれて調査。

     

    まず全員で昨夜仕掛けた4ヶ所のもんどりの確認。

    A(階段と水門の中間 泥が減った)スジエビ2(8㎝),カワニナ2

    B(池の真ん中)カワニナ1,カワムツ6,スジエビ10,ドジョウ8(13.5㎝)

    C(ヤナギの根元)スジエビ(小さいのばかり)18 

    D(ガマのあるところ)ドジョウ12(最大15㎝以上,背骨曲がりの個体1),スジエビ4,カワムツ110㎝)

    相変わらず丸々太ったドジョウの数が多い。水生昆虫はイ(藺草)などの間や落ち葉のたまった中に隠れている。池の水生昆虫が多くないのはドジョウが増えすぎたせいかもしれない。数を減らしてみる(利用)ことを検討する。

    背泳ぎの名手マツモムシが久しぶりに飛んできているのはうれしかった。

    水生生物担当は10:3011:00雨山川の生物調査も行った。その後まとめを行った。雨山川は春になってカゲロウが増えてきた。カニ,エビ,ヨシノボリはまだ大きな石の下にかくれている。



    本日の観察成果

    *昆虫とその他の生き物 12種:フタスジサナエ(?),オオアオイトトンボ,ベニシジミ,ヒメウラナミジャノメ,キチョウ,テングチョウ,アブラムシ,イタドリハムシ,アヤモクメキリガ(幼虫),ナナホシテントウ,ナナホシテントウの幼虫,モモブトカミキリモドキ,カナヘビ

    *さや池の水生生物 7種:やご クロスジギンヤンマ,モノサシトンボ,クロイトトンボ,オグマサナエ,コカゲロウ,マツモムシ,マシジミ

    *雨山川の水生生物 8種:カワニナ,ヤマトヌマエビ,サワガニ(小),ヨコエビ,カワムツ,カワヨシノボリ,コカゲロウのなかま,ヒラタカゲロウのなかま,フタツメカワゲラ,トビケラのなかま,ガガンボ(幼虫)

     

    池や川で見つかるヤゴと周囲を飛んでいるトンボの種類が必ずしも一致しないのは当然ですが,これまでよくヤゴがさや池で見つかるオグマサナエが飛んでいるのをあまり見かけないのは不思議に思っていました。今回の調査では普段あまり見かけないトンボを目にしました。写真に撮って後で調べると,サナエトンボでした。これがオグマサナエかと思ってよく見てみると,どうもフタスジサナエのようです。もしかすると,これまでオグマサナエだと思っていたヤゴはフタスジサナエなのかもしれません。次回以降の調査ではヤゴの尻尾の節の細長さの違いなどの相違点を詳しく観察しなければなりません。

    4月里山保全活動 《2021年4月8日》

    4月の里山保全活動は、先月に引き続き「ふれあい広場」周辺の草刈り、農園隣接の灌木の伐採、見出川上流の倒木整理を行いました。

     

    先月、農園周りの灌木伐採・整理はイノシシの侵入効果も狙って行いましたがこの活動直前に大いに荒らされました。

    今日はさらに伐採を進め、先日大阪体育大学生が「里山活動実習」で切り倒した竹や雑木の整理も行いました。

    また、イノシシ侵入防止の電気柵も漏電個所を点検し修正しました。

    防獣ネットなどさらに強固な対策が必要かもしれません・・・!?

    見出川上流の倒木処理はまだまだ続きます。

    今日は流れを遮っているコナラなど3本の大木を切断し川底から引き上げました。

    倒木の枯れ枝に足をかけると、下はすぐ川底で足場の取りにくい作業でしたが、悪戦苦闘しながらチェンソーと手鋸を使い分け無事作業を終えました。

     作業を終えての終礼は「マンボウ発令中」とあってこれまで以上に“密”を避け、歓談もそこそこに帰路につきました。

    3月里山保全活動 《2021年3月11日》

        ≪スライド写真付き≫
    コロナ感染の「緊急事態宣言」が大阪府では解除されましたが、

    引き続き感染対策を施しながら19名位の会員が集まり、里山
    保全活動に取り組みました。

    今日は2組に分かれ作業しました。

    • グリーンパークが耕作している田畑の東側「のり面」の除伐
    • 永楽ダムに注ぐ見出川上流に倒れこんだ大木の除去

     

    農園「のり面」には低木の樹木や竹が生茂り、耕作地の日当たりが悪く
    なっています。また東側の山林にはイノシシが多数棲息してブルー
    ベリー園の周りを荒らしまわり、ブルーベリー園への侵入が心配さ
    れています。
    耕作地への見通しが開けるとイノシシは警戒して侵入しない、と言
    われています。

    今日は1列に並んで藪を切り開き、思わく通りの除伐を行いました。
    「イノシシ君よ、もう~荒らさないでね」
    ※農園「のり面」伐採は下記URLをクリックしてスライド写真をご覧ください。

    https://youtu.be/7KQNiSXwCMU

     1昨年9月大阪を直撃した台風21号の爪痕はまだまだ残っており、
    永楽ダム上流の見出川源流域にはコナラの倒木が何本も川筋に残っています。
    この流域はゲンジボタルの生息地で、6月に入ると多数のホタルが]
    飛び交い、私たちのイベント「ゲンジボタル鑑賞会」には多くの参加
    者が集まり、自然の幻想的な光のショーを楽しんでいます。
     これらの倒木はホタルの成育や鑑賞の阻害要因となっています。
    除伐作業は笹竹が茂り倒木にせき止められた落ち葉で足場が安定せず、
    困難を極めました。そんな中、2台のチェンソーを駆使して軽業もど
    きの技術ですべて切り取りました。

     チェンソーを使っての伐採をスライド写真でご覧ください。

    https://youtu.be/pCQD1IVDsK4

    野草樹木・ハイキングG「永楽ダム周辺散策」《2021年2月16日》

    冬は花も少なく観察には寂しい季節ですが、春に備えた葉や花の芽が着実に育ち、なんだか希望を与えてくれます。

    今回は山に登らず平坦なルートで観察対象に恵まれた、永楽ダム周回コースへ行きました。

    このプランが良かったのか18名の会員が参加、うち13名が女性で、コロナ禍の中で自然満喫の活動を渇望していることを実感しました。

     

    野外活動ふれあい広場をスタートし、桜広場からダム東側を樹木や野鳥など目に飛び込む自然を、それこそ手あたり次第に観察しながら歩を進めました。

     

    樹木では、冬芽の下の葉痕が羊や小人の顔に似たユニークな形をして面白く、これからの観察に夢中となりました。

     

    【この日観察した冬芽と葉痕(葉が落ちた痕の形)

    ソメイヨシノ、モクレン、フヨウ、クマノミズキ、コナラ、ムクノキ、    コブシ、キブシなど

     

     ダムの中ほどまで進んだとき、湖面近くの小枝に小鳥たちが鳴き声を交わしながら飛び交ってきました。 『カラ類の混群』です。

    エナガ、コゲラ、ネクタイを締めて正装のシジュウカラ、人なつっこく目の前の木まで飛んできてえさをついばむメジロ、ジョウビタキはガードレールにとまってみんなが写真を撮り終えるまでポーズを作ってくれました。

    初めて参加したメンバーは「みなさん熱心に観察されていましたし、いろいろ教えていただき勉強になりました」と感想を寄せてくれました。

    久しぶりにみんなで、心が和む観察会でした。

    2月里山保全活動 《2021年2月11日》

    コロナの緊急事態宣言の中、24名が参加し感染防止策を講じながら里山保全活動に取り組みました。

    作業は炭焼き準備と奥山自然公園ハイキング道の掛かり木の除伐です。

     

    【炭焼き準備】

    炭焼体験は2年振です、思い出しながら作業していきます。 竹林は手入がされず人工林を浸食し森林を荒廃させ豪雨災害発生の危険性を高めるなど「竹害」をもたらし社会問題になっています。 グリーンパーク熊取では「里山整備」で出てきた間伐材や竹を利用し炭焼を行っています。 竹を窯に入る長さに切った後に四分割から八分割にして空気が入らないように節を取って窯に入れていきます。 クヌギ,ナラなどの間伐材も窯にぎっしりと詰めます。

     

    後は空気の入らない様に砂を掛けて密閉していきます。 さあ後は火入れを待つばかりです(15日火入れ予定)。

     

    【自然公園ハイキング道除伐】

     自然公園入り口から芝生広場へのヒノキ林を通るルートには、一昨年の台風21号で倒れた樹木が掛かり木になって危険なところがあります。 毎月の活動で少しづつ除去していますが、今月は「森林浴コース3-2地点」の谷筋入り口に倒れこんでいる巨大な樫の木を除伐しました。根元より数本枝分かれした巨木のためチェンソーでの伐採・引き出し作業は大変でしたが、無事除伐できました。 早速、ハイカーが通りまして「ご苦労様!」と、安全確保ができ喜んでおられました。

     

    また、谷むかいのヒノキ林では先日の野活広場に移植した樹木の添え木などに使う、杭20本分を切り出し持ち帰りました。

    ふれあい広場“植樹” 《2021年2月5日》

    昨年、ふれあい広場のシンボルツリーであったポプラの1本が害虫によって枯れてしまいましたが「広場の緑と木陰復活」を望む声が続いていました。

    そこで広場周辺の樹木の中からアベマキ、アラカシ、シラカシを移植しました。これらの樹木はグリンパーク熊取が10数年前に種から育てたものです。

    中でもアベマキは見事に成長して駐輪場前の花壇にとっても大きなどんぐりを実らせていました。それだけに、移植には一苦労。根元を掘って地起こし、数人がかりで動かしてもびくともしません。チルホールやチェンブロックなど文明の利器を使い、やっと引き上げて移動しポプラの横に植えることができました。


    また、一昨年の台風21号で倒れた和田新池からの登り口のダイカンザクラも、会員の庭に接ぎ木をして育てた見事な樹木を譲って頂き植樹しました。

    いつもウオーキングで通っている人から「こりゃー立派な桜や、この春から楽しみや」と、感謝の言葉をいただきました。


    水遣りなどしっかり管理しますので、選ばれた木々たちよ、すくすく育ってくれよ!

    ポプラの剪定もやりました

    多目的学習棟が7つ竣工しました 《2021年1月20日》

    今回のクラフトグループのミッションは,ふれあい広場の主建築物である「多目的学習棟」のドールハウスを完成すること。メンバー各自が1/501/60の縮尺で昨秋から手作りし始めました。木材を主たる建材としますので,細い,薄い,小さい部品を製材することから大変な作業です。普段あまり気にしていない人が多いようですが,この建物は全体が湾曲しています。それが作業をイライラしてしまうほど困難なものにしています。

    本日は全員完成にこぎつけましたのでお披露目会となりました。各自それぞれの苦労話や自慢話,反省点などを語りながら,全員の作品を写真に収めました。どれも各自のこだわりがいっぱい詰まった甲乙付け難い作品になっていますが,評価合議の結果,隣の炊事棟も含めて強固な構造で妥協のない仕上がりとなったK.I.さんに「一等賞」の栄誉が贈られました。
    (しばらくは,ふれあい広場エントランスに飾ってありますのでご覧ください)

    2021年里山保全活動開始  《2021年1月7日》

     今年一番の冷え込みの中最初の活動です。

    正月でお腹周りが気になりながら気合いを入れて安全管理を確認しながらの作業です。 安全ヘルメットを被り腰にはノコギリのいでたちです。

    双和山での竹林整備、奥山雨山自然公園での間伐作業と2班に分かれての作業です。 
    双和山は2019年9月の台風により荒れた登山道の整備が未だに進んでいません。 

    竹の生命力はたいへん強く、太くて長い竹が次々と増えてゆき、次第に竹が密集し、薄暗くなっていきます。  

    枯れて倒れている竹、今にも倒れそうで傾いている竹、密生している竹などを除伐し片付けました。 
    里山の竹林は手間と時間が掛かるため荒れ放題となります。 2月に予定されている竹炭に使用する竹等は野外活動広場に持ち帰り竹炭、竹酢液として利用されます。 

    歩きやすく明るい太陽の届く竹林を目指しています。 太陽を浴びてタケノコが地中で待機している筈です。

    もう1~2ヶ月もすれば美味しいタケノコのシーズンに突入です。

    ふれあい広場へ持ち帰り
    間伐材は竹炭に利用します

    迎春準備  《2020年12月22日》

     未曾有の災難に見舞われた2020年でしたが、暦は巡り間もなく新しい年を迎えます。困難ななかでも、くる年を輝かしい未来であれと願いを込め「ふれあい広場門松・雨山神社しめ縄」つくりの伝統行事を行いました。

    【グリーンパーク熊取代表 コメント】

     今年は寂しい年末になりました。 例年は多くのお客さんとしめ縄作りで盛り上がっていました。 新型コロナウイルスの影響で多くのイベントも中止を余儀なくされ、せめて雨山神社のしめ縄、野外活動広場のしめ縄・門松だけでも奉納し新しい年を迎えようと密を避けながら心を込めて作りました。

    新しい年は新型コロナウイルスが収束し、明るい平穏な日々が訪れますよう願っています。

     グリーンパーク熊取会員や、日ごろ私たちの活動を支えてくださっている皆様には、健康に気をつけ新しい年をお迎えください。

    【雨山神社しめ縄奉納】

     12月28日出発直前まで降っていた雨も止み、時折陽ざしのさす中グリーンパーク熊取の猛者6人で、雨山神社に願い事のいっぱい詰まった「注連縄奉納」に向かいました。

     

     雨山の頂上に着くと役目を終えたしめ縄をほどき、雨山龍王社の祠、社殿の鳥居、ご神木のヤマモモにしめ縄を取り付け、新年の厄除け祈願の大役を滞りなく終えました。

    【下記URLをクリックして動画をご覧ください】

    https://youtu.be/EAwbAPm8-Qk

    ハイキング道ポール設置 《2020年12月21日》

    『水とみどり課』依頼のハイキングポール設置もいよいよ最後となった。

    今日は10名が参加して「西ハイキングコース」3本「助谷コース」4本の設置に取り組んだ。この取り組みは設置する岩盤が固く取り付けに苦労するが、さらに今回は目的地への運搬がいずれも急登の難所で困難を極めた。

     参加スタッフの頑張りで無事午前中に作業を終え、奥山雨山ハイキング全コースに設置できた。



    この標識活用でハイカーの安全性が高まり、ますますハイキング利用者が増えてくれると嬉しい限りだ!


     帰路は紅葉真っ盛りの眺望を独り占めにして、過ぎゆく晩秋を堪能した。

    西コース
    助谷コース

    ふれあい広場を「花いっぱい」にしよう《2020年12月16日》

    熊取町内の造園家よりビオラなどの花苗1000株のプレゼントがありました。

    贈り主はたびたびテレビにも出演されている町の“有名人”で、これから冬を迎え華やいだ色彩がなくなりつつある「ふれあい広場の花壇」にとっては願ってもない朗報です。

     それにしても1000株といえば途方もなく大量の苗です。

    前日に数人のスタッフが集まり、植栽場所、花の彩りの組み合わせなどを検討し、あらかじめ花壇ごとに苗を配布しました。さすがに大量の苗の運搬は足腰にこたえました。

     16日朝から23名の花大好きのメンバーが集まりました。

    ふれあい広場の施設内では、グリーンパーク20周年記念植樹の「枝垂れ桜」根元の雑草を抜き100本ほどの花を植えると、三角形の花壇がひときわ華やかに賑わいを醸し出してきました。さらに掲揚ポールを囲む花壇に400本植栽。

    玄関アプローチのプランタにも枯れた花に代わって、赤や黄色、ひときわ輝いて見える白いビオラ。

    駐車場入り口の桜の根元でも花壇を広げ、間もなく咲く水仙に先立って花盛りのビオラを植えました。

    毎日散策に訪れる人たちの目を引くこと間違いなし、左右にブルーベリ-園を見ながらの花壇にも100本ずつ植えました。

    そのほか自転車置き場の葉ボタンが間もなく交替時期になりますので、鉢植してスタンバイ。

    2時間半の奮闘で1000本すべて植え終って、あらためて各花壇を眺めると、このエリアの明るく様変わりしたようすが実感できます。「花の力ってすごい!!」

    これから水やりを欠かさず一足早い春の雰囲気を保ち続けます。

    しだれ桜の三角花壇
    駐車場入り口に拡張した花壇
    ブルーベリー通り
    植える花を選定

    12月里山保全活動  《2020年12月10日》

    寒い中17名の参加で里山保全活動を行いました。

    今回の課題は芝生広場下流の町有林間伐と高田地区の竹林の保全作業を行いました。


     町有林のヒノキ林では先月行われた「南中学校里山体験」の整理とふれあい広場花壇の“土留め”にするための小径木の切り出しです。

     竹林の保全は「タケノコ畑」に密集した古い竹や倒れた竹の除去を行いました。

    また、来年2月に予定しています“竹炭”作りに使うため一部は持ち帰りました。

     新型コロナ感染の渦中での活動でしたが新鮮な空気と緑は『三密』とは無縁のフィールドで、元気の元となる活動でした。

    今後の課題は10年後20年後にどのような森を残すのか、、、、、

    豊かな自然を次世代につなぐため頑張ります。

    中学生とは違って仕事が早い!
    「野活」に運び皮をむき花壇の柵に使います
    切株の節を抜き竹の増殖を防ぎます
    「竹取物語の爺さん」ゴメン、若者たち!

    さや池ビオトープの調査(12月) 《2020年12月2日》

    午前9時半のさや池は時間が止まったように静かで生き物の気配はなさそうだ。野草グループの3人を含めて8人で作業開始。

    9:30~11:10さや池周辺の観察(気温11℃,水温9℃)

    水の循環は良い状態が続き,ますます水の透明度が上がっている。気温低下のため草木の生育は停滞している。が,水仙の群落は開花間近で,ノアザミのロゼットは大きく広がっている…のは季節どおり。昨夕もんどりを入れていなかったので,まず3カ所にもんどりを設置。手分けして池の周囲の観察開始。

    10:40~11:00雨山川の観察(気温9℃,水温8)

    いつも通りの雨山川の観察は,簡単に2人が担当。川の水も少なく,生き物の種類も数も少ない。

    11:10~11:45 採集物の確認

    赤とんぼを採って確認するとマユタテアカネだった。同種の仲間がいないせいなのか人懐っこいのか,逃しても我々の周りから離れず何度も人の背や肩に止まろうとする。イトトンボは種類が多く種名の特定は難しいが,ハンディ図鑑で調べるとオオアオイトトンボらしい。カスマグサは,大きいカラスノエンドウと小さいスズメノエンドウの中間ぐらいというのが名前の由来等々の説明があった。

    11:50 終了

    もんどりを引き上げたが収穫なし。明日改めて確認する予定。種名確認などのために持ち帰るものを除き,全て放流。




    本日の観察成果

    さや池の昆虫:オオアオイトトンボ♀,マユタテアカネ,ニホンミツバチ,キチョウ,ミナミカマバエ,ヨツボシテントウダマシ,イオウイロハシリグモ,ハムシの仲間 計8種

    さや池の水生生物:ドジョウ,カワムツ,カワニナ,シジミ,ヨコエビ,サカマキガイ,ガガンボ,クロスジギンヤンマ,シオカラトンボ,オグマサナエ,モノサシトンボ 計11種

    雨山川の水生生物:ヤマトヌマエビ,ヨコエビ,ハグロトンボ,カゲロウの仲間,カワニナ,シマアメンボ 計6種

    野草:カタバミ,カキドオシ,ミゾソバ,シソ,コセンダングサ,ヨモギ,キツネノマゴ,イヌタデ,ムラサキエノコロ,カスマグサ,スズメノエンドウ,アメリカセンダングサ,スギナ,オオバコ,クルマバナ,セイタカアワダチソウ,ヘクソカズラ,リュウノヒゲ,フユイチゴ,ハナタデ,ノイバラ,ギシギシ,ヤブジラミ,セリ,イ,ヤエムグラ,フキ,ビナンカズラ,タガラシ(?),センニンソウ,ヤブガラシ 計30種

    水生昆虫を守るために激増中のドジョウの数を減らす方策については,大きな水槽を設置して,もんどりで捕獲したドジョウをしばらく隔離状態においた後,食用,またはエサ用に利用する,などの案が出た。

    毎月調査は6回目(半年)だが生き物の様子は毎回異なる。今後も楽しみ。


    翌日昼にもんどりを確認すると(3ヶ所の合計数:最大長),ドジョウ(5:15cm),カワムツ(11:16 cm),スジエビ(10:6 cm)。水温低下のため数はかなり減っている。

    ハイキングコース案内板設置  《2020年11月25日》

    熊取町では奥山雨山自然公園のハイキングコースに「位置情報案内板」の設置を行っていますが、私たちGP熊取もその活動に参加しています。

    今日はその第二回目、5本の案内板を設置しました。

    作 業 9:30 野外活動ふれあい広場集合

    準 備 ツルハシ2本、案内板5本、ロープ1巻き、飲料水4ℓ

    工 程 9:40出発⇒奥山雨山自然公園⇒もみじ広場コース⇒芝生広場

    ⇒東ハイキングコース(稜線)⇒⦅稜線沿いを2組に分かれ案内版設置

    ⇒作業終了12:00

    感 想 ○案内板を立てるのに40㎝地面を掘る作業が大変だった

        ○晩秋にふさわしく、紅葉が素晴らしくきれいでした


    ※引き続き、12月21日に残りの案内板設置に山に入ります。

     多くの参加をお願いします。

    11月野鳥G活動「ダンバラ公園」観察会《2020年11月11日》

    11月11日冷えこんだ朝、久し振りのグリーンパークメンバー野鳥観察会です。場所は泉佐野市のダンバラ公園です。府道から一歩入ると、ヒヨドリ・ムクドリの声が耳に入ります。

     大細利(おおほり)池の辺りでは水鳥達の姿をじっくり観察できます。

    潜水名人のカイツブリに、お決まりのポーズ(翼を広げて不動の姿勢)もカワウ。

    そして北の国からやって来たカモ達があっちに行ったり、こっちへ来たり。それを望遠鏡で追いかけます。

    レンズの向こうはキンクロハジロにハシビロカモ、オオバンなど。

    対岸に舞い降りたのはコサギ。岸辺の古タイヤの上にカワセミ発見。その姿を追ったが、、、、「消えた?」


    池の西の堤からは、眼下に広がる田畑や遠くにゲートタワーが目に入ります。

    カルガモ達は池の橋の下で休憩中。ミコアイサのメスが一羽だけ。白さが目立つイケメンのオスはまだ来てないのかな。


    池の東の散策路でジョウビタキ・シジュウカラを観察中、眼前をサ-ッと青い鳥が横切った。さっき見たカワセミだ!

    この茂みは小鳥たちの隠れ場所であり、最高の餌場のようだ。



     寒さが増して、もっと多くの水鳥達に出会えますように!!


    [この日観察した野鳥26種]

    ・カイツブリ ・カワウ ・コサギ ・マガモ ・ハシビロカモ ・ホシハジロ

    ・キンクロハジロ ・ミコアイサ ・ミサゴ ・キジバト ・カワセミ ・モズ

    ・ハクセキレイ ・ヒヨドリ ・ジョウビタキ ・ウグイス ・シジュウガラ

    ・スズメ ・ムクドリ ・ハシボソガラス ・ハシブトガラス ・オオバン

    ・ドバト ・イソシギ(?)

    早速、鳥たちに夢中!
    ゲートタワーのいい眺望
    橋の下でお昼寝

    さや池ビオトープの調査(11月) 《2020年11月4日》

    午前9時半はまだ気温も低く,さや池は枯れたハスのようにしずまって,まるで生き物の気配はなさそうだが,7名が集合して作業開始。

    9:301030さや池周辺の観察 もんどりを昨夜仕掛けていなかったのでまず投げ入れた。階段下にあけびの実の種がかたまって散乱。狸の糞なのか? 食べたあと吐き出したのか? さや池は,前回の水路整備で水の循環がよくなったために水が透明になってきた。底が見え,泳いでいる魚の群れも見える。泥が溜まっているところも表面は酸素化して?白っぽくなっている。10時をすぎると徐々に気温が上がって,とんぼも現れた。赤とんぼのなかまを2種確認できた。ショウジョウバエくらいの小さい黒いハエが水面を飛び回りときどき水面におりてまた飛び上がる(産卵か?)

    今回は小さいヤゴも見つかったが,ドジョウが小さいヤゴを食べていると考えられるので,ドジョウを減らすことを考えた方がよいかも。もんどりでたくさん採れることがわかっているので,どうやって泥抜きをすれば良いのか,どう料理すれば美味いか等の話題が

    10:301200雨山川の生きもの調査と整備 雨が降った後で水量はかなり多い。いつもの種類に加えて,小さいサワガニも見られた。二手に分かれて,川に倒れこんだ木の処理もした。チェンソーで運べるサイズに切って川から揚げ,一部はさや池の柵用に運んだ

    12:00終了

    最後にもんどりをあげてみたが,どれも収穫はなし。やはり前日に仕掛けないといけないようだ。(翌日にあげてみるとカワムツ・ドジョウ・スジエビがとれた。ドジョウは池のまんなかあたりではとれず,ガマが茂っているあたりに隠れている感じ。)




    本日の観察成果

    *昆虫とその他の生き物 6種:リスアカネ,マユタテアカネ,ヤマトシジミ,クサキリ(褐色型),ヨツボシテントウダマシ,オオシロカネグモ

    *さや池の水生生物 7種:スジエビ,カワニナ,以下やご クロスジギンヤンマ,ギンヤンマ(小さくてタイガース模様),シオカラトンボ,クロイトトンボ,モノサシトンボ

    *雨山川の水生生物 8種:カワヨシノボリ,ヤマトヌマエビ,シマアメンボ,カワニナ,サワガニ(今年生まれの小さいのがたくさん),ヒラタドロムシ,カゲロウのなかま(小さいから種類わかるかな?),サナエトンボの仲間のやご。


    毎月調査していると確認種がどんどん増えていく。今後がたのしみ。


    午後は昼食をはさんでもんどりの作成を行った。今後近くのため池でも調査を行いたい。ゆくゆくは熊取全域のため池調査?子ども向けの行事で、ペットボトルでもんどりを自作して,生き物をつかまえるイベントができないだろうか?

    秋の間伐作業(第二農園横)  《2020年10月26日》

    朝晩かなり冷え込みが肌に感じられるこの頃です。

    間伐作業に14名の会員が参加してくれました。場所は第2ブルーベリー農園の隣の里山です。

    今回はチェーンソー資格者の経験の浅い会員に作業をお願いいたしました。経験豊富な先輩の指導でチェーンソーのヤスリかけからエンジンのかけ方や現場での伐倒について丁寧に教わりました。

    新しく購入しました安全ヘルメットや振動軽減の手袋を着装しての作業はバッチリ決まっています。これからもこのような経験を積んでいただき安全で確実な伐倒作業に取り組んでくれることを期待しております。

    お昼ご飯はあさり弁当とマツタケのお吸い物などがついて豪華なランチでした。

     

    午後の作業も安全に無事終了しましたので、チェーンソーの分解掃除と組み立てをしました。これで次回の作業も気持ちよく始動できることでしょう。


    皆さんお疲れさまでした。

    曽爾高原 ススキ観察会 《2020年10月20日》

    目的地は奈良県宇陀郡曽爾村にあるススキの海。朝8時にハイキング好きの13人が役場駐車場に集合。4台に分乗して窓を開けて出発。阪和道から西名阪へ。針ICで降りる予定が先頭車の間違いで4台とも2つ先のICで折り返すハプニングも。針テラスという道の駅でトイレ休憩の後,青蓮寺湖周辺をドライブして山道へ。曽爾高原駐車場に着いたのは11時半でした。

    お亀池を半周進み,持参したお弁当を広げて12時昼食。秋の遠足シーズンで何組かの小学生たちが通ります。彼らの大きな声の挨拶に応えながら…

    2時に駐車場集合を約束して,それまで自由行動。各自の体力に合わせて,おしゃべりしてくつろぐ人,自然観察にいそしむ人もいましたが,8人は山に登りました。上りは階段が整備されているのですが,延々と延々と続きます。尾根に到着すると,眺めは最高。眼下にお亀池とススキの海が広がります。遠くには中央構造線沿いの断崖絶壁の岩山がいくつも重なって続いています。下りは少しなだらかですが足に応えます。


    全員怪我なく15分前には駐車場に到着。車で5分下ったところのファームガーデンと西名阪の香芝SAでトイレ休憩とお土産あさり。4時半に役場前駐車場にトラブルやハプニングもなく帰着し,解散しました。

     

    今年は春のバスツアーもありませんでしたので,参加者は久々の遠出の遠足に満足して帰宅しました。足の疲れは何日か続くのだろうか?

    さや池ビオトープの調査(10月)  《2020年10月7日》

    さや池ビオトープに,いつもの水生グループ5名に加えて,野草グループ5名も集合。今年はコロナ対策のために学校の各イベントが中止となったために草刈りもしていなかったが,あまりに繁茂してきたので,明日から草刈りが予定されている。その前に秋の野草の自由奔放な姿を観察しようと

    9:3010:30池周辺調査:今までは4月に野草調査をしてきたが,秋に調査したのは初めてで,花・実が付いている種類も多く,春とは違った様子が観察できた。確認できた野草は49種,うち今回初確認は29種。これまでに確認している野草と合わせると全113種。池のまわりの狭い範囲にこれだけ多種類の野草が確認できるのは,肥沃な土壌(撤去したヘドロを積み上げたため)のためか

    水生グループはいつものように,前日に仕掛けた4箇所のモンドリをあげてみたが,スジエビ(17),ドジョウ(13),カワムツ(7)と水温低下のためか数がかなり少ない。

    10:3011:15 採集成果の確認エノコログサ,キンエノコロ,ムサラキエノコログサの違いや,イヌタデとボントクタデの違いなどの説明もあった。昆虫は16種確認。前回(9/23)よりトンボやバッタの数が減っていたが,アキアカネが約20匹以上生息していた。赤とんぼの名前で親しまれているトンボで,夏は高地に移動して秋に平地に戻ってくる。連結飛翔するアキアカネもいて,さや池で産卵したかな? 来年が楽しみ

    11:1511:50 さや池と雨山川の水生生物採取と観察:さや池でヤゴ各種など10種確認,雨山川では10種確認。さや池の岸の近くの水面にトノサマガエルを見つけて,網で採ろうと構えた瞬間,草むらに潜んでいた黒いアオダイショウが飛び出して池の中のトノサマガエルを先に捕獲。カエルを横ぐわえしたまま,まっすぐに立ち上がって「あんたには横取りされないよ!」とこっちをにらみ,一気に草むらに。何気に悔しいちょっと夢に出てきそう。

    12:00終了

    本日の観察成果

    *野草 49種 (今回初めて確認できたのは29)アキノエノコログサムラサキエノコログサキンエノコロコセンダングサオオニシキソウ,ヨモギ,キツネノマゴベニタデオオアレチノギクツユクサヒナタイノコズチ,ヤブガラシ,アレチヌスビトハギ,アレチハナガサ,セイタカアワダチソウ,カタバミ,アメリカセンダングサヤブマメ,ヒメジョオン,スギナ,ドクダミ,スズメノヒエカヤツリグサ,メマツヨイグサ,コブナグサ,イ,セリ,ヨメナ,チヂミザサ,ボントクタデイヌホウズキノハラアザミ,リュウノヒゲ,フユイチゴ,ヘクソカズラアキノタムラソウメナモミナキリスゲノブドウヒキオコシカナムグラ,クズ,ナルトサワギク,ヒヨドリバナアキノノゲシ,ワレモコウ,ミズヒキ,オオバコ,フキ

    *昆虫とその他の生き物 17+α種:アオイトトンボ? アキアカネ,ウスバキトンボ,コシアキトンボ,ギンヤンマ♂,モノサシトンボ,ヤンマ? イチモンジセセリ,ウラギンシジミ,キチョウ,ホタルガ,クルマバッタ,ショウリョウバッタ,オオカマキリ,ツマグロオオヨコバイ,クマバチ,ヤマトシリアゲムシ,ハラブトハナアブ属,カナヘビ,アオダイショウ

    *さや池の水生生物 12種:カワムツ,ドジョウ,シマヨシノボリ,スジエビ,モクズガニ,カワニナ,モノアラガイ? マシジミ,オグマサナエ(やご),クロスジギンヤンマ(やご),トノサマガエル,シマアメンボ

    *雨山川の水生生物 11種:カワムツ,カワヨシノボリ,サワガニ,スジエビ,ヤマトヌマエビ,コオニヤンマ,カワニナ,ヒラタドロムシ,シマアメンボ,ヒラタカゲロウ,トビケラ?

    さや池ビオトープの調査(9月)  《2020年9月23日》

    毎月調査を始めて3回目,天候は晴れ。水生グループを中心として9名が9:30にさや池に集合し,例によってマムシと3蜜に注意して,調査開始。イノシシの被害はパークの田んぼだけでなく,さや池ビオトープもこっぴどくやられ,かなりの面積が掘り返されていた。イノシシの生態を含めてのビオトープともいえるのですが

    9:3010:00 もんどりの確認:前日4か所に仕掛けたもんどりに入った生き物の合計と最大体長は,モクズカニ(1);甲幅45㎜,ドジョウ(33);最大体長16㎝,スジエビ(21);最大全長6 cm,カワムツ(27);最大体長9.5㎝。モズクの様な毛がハサミにいっぱい生えているモクズガニ(藻屑蟹)は河口で産卵して,幼生は海で育つ。稚ガニは雨山川の河口からどこを通ってこの上流部まで遡って,えさの豊富なさや池をすみかに選んだのだろう。ドジョウはガマの茂った辺りに仕掛けたもんどりに特に多く,体長16 cmも。泥が沈殿した場所がドジョウには住みやすい環境なのだろう。

    10:0011:00 さや池周辺の昆虫とさや池の水生生物採取と観察:エメラルドグリーンの澄んだ目がとっても素敵なオニヤンマが採れた。子どもの頃,日本最大で飛翔力抜群のオニヤンマを採ったら“大将になれた”。今日もその大将に皆が「すご~い!」と賞賛。池に落ちたオオカマキリがカマを必死に動かして犬かきのように岸に向かって泳いできた。カマが水かきになって進んでいる。網で救出。水泳は初体験だったろうけど泳ぎは上手かった!(^^)

    11:1011:50 雨山川の生き物採取と観察:今まで見過ごしていた生き物,わからないままで放置していた水生生物をしっかり観察し,特徴も説明してもらって,確認できた種類も増えてきた。とても小さなヒラタドロムシの幼虫をカメラで撮ってアップして観察したら面白い模様が。

    11:5012:00 後片付け後終了:毎月調査することで,季節を通しての生き物の変化もわかり,これからの調査観察がさらに楽しみ。


    本日の観察成果

    *さや池周辺の昆虫と生き物:オニヤンマ♂,クロイトトンボ?,シオカラトンボ♂,オオシオカラトンボ,ウスバキトンボ,マユタテアカネ♂,ヒメウラナミジャノメ,ヤマトシジミ,キチョウ,ショウリョウバッタ,オオカマキリ,ハムシ,ツクツクボウシ(鳴き声)

    *さや池の水生生物:トノサマガエル,カワムツ,ドジョウ,モクズガニ,スジエビ,カワニナ,マシジミ,オグマサナエ,以下ヤゴ:クロスジギンヤンマ?,シオカラトンボ,モノサシトンボ,サナエトンボ?,オグマサナエ,チラカゲロウ (ヤゴはこの春~夏にかけて孵化したものなのか,まだ小さかった)

    *雨山川の水生生物:カワムツ,カワヨシノボリ,サワガニ,スジエビ,ヤマトヌマエビ,コオニヤンマのヤゴ,ハグロトンボのヤゴ,ヒラタドロムシの幼虫,トビケラ?,シマアメンボ

    加太城ヶ崎磯観察 《2020年9月17日》

     朝9時に水生生物グループを中心に名が役場前駐車場に集合。天候は曇り。密をさけるため乗り合わせは最小限に車4台で出発。安全確保のため途中休憩をとり,10時に加太国民休暇村下の公園駐車場に車を駐めて,車が多い道をさけながら徒歩25分で城ケ崎海岸に到着。
     海岸の洗濯岩(波蝕棚)が砂泥互層由来であるなどの説明を受けた後,時頃まで各自で生きもの観察・採集。フナムシは“まっくろくろすけ”の様に足元を這い回る。春と違って海藻は非常に少ない。曇りで風があって熱中症の心配はなし。昼食には採れたカメノテ,マツバガイ,コシダカガンガラなどのスープも試食(絶品とまでは言えないけれど,塩味だけなのに旨い)
     2時すぎまで,採集した生き物の同定。岩礁海岸は、生き物の種類が非常に多く,分類群も多様で72種の生きものを記録できた。今回は釣りをする人がなく,確認できた魚の種類が少なかったが,カニ,イソギンチャク,ウニやヒトデはたくさんの種類があって,名前や見分け方がわかるとさらに興味が深まる。たくさん見つかったオウギガニ(扇蟹)は,アサリの貝殻の様に模様が様々で,別種に見えてもすべてオウギガニだった。その甲羅の裏側は有田焼の様なデザイン。秋口にだけ出現するというヤマトミノウミウシ(大和蓑海牛)を観察することもできた。ウミウシとしては大きくてキレイ。採集した生き物は博物館に同定を依頼するもの以外を放流した。終わりごろに雨が降りだして慌てて店じまい。
     3時に公園駐車場を出発し,途中「道の駅・岬」で休憩・買い物して,4時には役場駐車場に帰着,解散。

    本日の観察成果
    魚:ホンベラの幼魚,キュウセンの幼魚,イソギンポ,ドロメ,アゴハゼ,メバル,ナベカ
    海綿:ダイダイイソカイメン
    イソギンチャク:ヨロイイソギンチャク,ベリルイソギンチャク,ヒメイソギンチャク,タテジマイソギンチャク
    扁形動物:ウスヒラムシ
    多毛類:ゴカイ科,クマノアシツキ
    多板類:ヒザラガイ,ウスヒザラガイ,ケハダヒザラガイ
    腹足類:マツバガイ,ヨメガカサガイ,アオガイ,ウノアシ,オトメガサ,チグサガイ,クボガイ,コシダカガンガラ,イシダタミ,スガイ,アマオブネ,アラレタマキビ,オオヘビガイ,イソニナ,ヒメヨウラクガイ,イボニシ,レイシガイ,クロシタナシウミウシ,ヤマトミノウミウシ
    二枚貝:ミミエガイ,カリガネエガイ,マガキ,トマヤガイ
    甲殻類:カメノテ,クロフジツボ,フナムシ,イソスジエビ,スジエビモドキ,イソヨコバサミ,ホンヤドカリ,イソカニダマシ,オウギガニ,トゲオウギガニ,イワガニ,ヒライソガニ
    棘皮動物:ヌノメイトマキヒトデ,ナガトゲクモヒトデ,サンショウウニ,ムラサキウニ
    海藻:イワヒゲ,イシゲ,ヒジキ,イソモク,ウミトラノオ,ヨレモクモドキ,エチゴカニノテ,ピリヒバ,ヒライボ,マクサ,オバクサ,ツノマタ,トサカマツ,オキツノリ,ユカリ

    種名不明のカニ(オウギガニに似ているが足に毛が多い)は貝塚自然遊学館に同定依頼中(トゲオウギガニであることがわかりました:10/4)。ヤマトミノウミウシはきしわだ自然資料館に同定を確認するとともに寄贈した。主食はイソギンチャクとのこと。資料館のウミウシ水槽で展示してもらうことになった。

    9月里山保全活動 《2020年9月10日》

    ~「散髪」してスッキリ 野外活動ふれあい広場~

     天気に恵まれず今期はじめての里山保全作業を行いました。前日の雨模様、当日のにわか雨の中、参加者21人は元気に作業しました。もちろん汗だく!


    今回の課題は① ふれあい広場周辺の樹木密度を調整するため選択的な除伐・間伐や枝払いを行い、林床に光を当てる

    ② サクラや丹波クリ、コナラなどの活性化(景観をよくする)

      

    ③ キャンプ場の周辺樹木とハゼやツタ類、シダ類の整理。合わせてイノシシの進入路の封鎖。

    ④ 多目的学習棟・炊事棟山側斜面の整備し活動しやすくする。(花崗岩類の崖のため土壌が貧弱) 

    ⑤ 伐採物は山に残し土砂流失や崩壊を防ぎ、土壌を生成する。

     

    コロナ自粛生活で体力が落ちているメンバーもいたようですが、体温の測定、「三密」を避ける、会話時にはマスクをつけるなど感染防止対策を十分に行い、安全に作業を終えることができました。

    秋から冬は除伐・間伐や枝払いのシーズンです。春夏の宿題をこなしたいと思います。

    今後「安全安心」の作業を通じ里山の機能維持とレクレーション・リフレッシュ・交流の場を意識し環境学習の場としてふれあい広場・和田山を生かしていきたいと考えています。

    雨山「八朔ハイキング」 《2020年9月1日》

    雨山では毎年91日、雨乞い神事「八朔(はっさく)祭り」が執り行われます。

    今年はコロナ感染対策のため成合地区の皆さんがお世話してくださる、参詣者が一堂に集まりお参りする催しは中止となりました。

    そこで、私たちは独自にハイキングを実施し、雨山頂上を目指しました。

    ふれあい広場から登山口まで約1km。猛暑続きの天気で直射日光は文字通り焼け付く暑さです。阪和道高架下から登山道に入るとヒノキ林が木陰を作り、一転して心地よいハイキング道が続きます。

    「馬場跡」で一服し頂上まであと数町。途中で先にお参りを済ませた成合地区の皆さんとすれ違い「ご苦労様」と声を掛け合い、やがて頂上に到着。

    頂上では他に一組のハイカーがいましたが、お参りは済ませた様子で“三密”を気にすることなく「雨山龍王社」に拝礼しました。

    私たちが寄進した鳥居は、すっかり周りの景色に溶け込み、いい風合いとなっています。奉納酒を捧げ、グリーンパーク熊取の活動の安全を参加者一同そろって祈願しました。

    その後、参加者が持ち寄った“冷たいゼリー”のお裾分けに元気をもらい、下山の途に就きました。


    帰宅して午後4時過ぎ突然の激しい雨、八朔祭りの雨乞いは霊験あらたか。すごい!!!

    さや池ビオトープの調査(8月) 《2020年8月5日》

    9:30にメンバー8名が現地集合して,毎月調査の2回目を行いました。まずは4名で豪雨によりふさがっていた流入口を修復し,入水路を整備して,きれいな水の流入を確保しました。水面に浮かんでいた油分もこれで無くなることでしょう。

    他の4名は池周辺の生物観察。今まで確認できなかったギンヤンマの成虫が縄張りを確保して池の上を飛んでいます。前日に仕掛けたモンドリを引き揚げると,栄養が豊富なためか川ではみられない大きさの,カワムツ,スジエビ,ドジョウが入っていました(これらはふれあい広場の管理棟の水槽で展示中)

    その後は全員で雨山川の調査。炎天下の池とは異なり,川の木陰はまるで天然のクーラー。童心に返って自然を満喫し,大いにリフレッシュできました。雨山川では抱卵中のヤマトヌマエビがたくさん見られました。幼生は海に下り河口から遡上してくること,尾の両端に楕円形の青い斑点があること,体側には線状に赤い斑点(オスは点状,メスは破線状)があることなどの説明を受け,この川で初めて確認できたヤマトヌマエビに皆んな興味津々でした。昨年雨山川を海まで調査したことがあったのですが,あの川を遡上してくることには驚きです。


    これまでさや池ビオトープの調査は,4月と7月に「川たんけん」で子ども達が採取した生き物を観察する程度でしたが,毎月調査することでいろんな発見があり,野草も4月だけでは見ることができなかったセリやセンニンソウなどの花を見ることができました。これからの1年の毎月の調査でもっといろんな発見ができそうで楽しみです。同じ場所を季節を通して定期的に調査することは大切ですね。(11:50 解散)

     

    本日の観察成果:

    さや池:カワムツ(15 cm),スジエビ(7 cm),ドジョウ(15 cm超,外来種?) ←以上モンドリで捕獲,カワニナ,マシジミ,ナガオカモノアラガイ,オグマサナエのヤゴ,クロスジギンヤンマのヤゴ

    昆虫:ギンヤンマ♂,ショウジョウトンボ,シオカラトンボ,コシアキトンボ,モノサシトンボ,シオヤアブ,ショウリョウバッタ, キリギリス, カマキリ

    鳴き声→クマゼミ,アブラゼミ,ミンミンゼミ

    雨山川:ヤマトヌマエビ,スジエビ,ニッポンヨコエビ,カワニナ,サワガニ,カワムツ,カワヨシノボリ,シマアメンボ,コヤマトンボのヤゴ,ヤンマのヤゴ(?), カゲロウの仲間(?),トビケラの仲間(?),オニヤンマ(?)成虫,カナヘビ

    和田山ハイキングコース草刈《2020年8月3日》

    10日遅れて梅雨が明けた真夏日に「野外活動ふれあい広場」のシンボル的な和田山のハイキングコースを整備する作業があり31名の会員が参加しました。

    和田山は171mの山頂まで気軽に登れ、山頂からは四方が見渡せ、その景観に感動したハイカー達が増えています。

    私たちはこのコースを気持ちよく登っていただくため各コースの草刈りを行いました。

     

    草刈り機や鎌などを使って草やシダ類を刈っていくのですが、この暑さで汗びっしょりです。早めに水分を補給して熱中症予防に努めました。

    お昼はソーメンとお弁当で栄養補給です。ソーメンはサプライズメニューでしたが、「夏のソーメン旨かったぞ!」。

    また、最新鋭機の大型ミスト扇風機2機が体にこもった暑さを吹き飛ばしてくれました。

    汗をふきふき何とか各コースと広場周辺の草刈りは終了しました。ありがとうございました。

     

    【追伸】草刈りの作業中笹の中に巣作りしていた蜂を刺激したため刺される事案がありました。長袖や手袋を着用していましたが彼らは手袋の上から刺します。ゴムや革手袋に変えて作業しましょう。“蜂の一刺しご用心くださいませ”。

    さや池ビオトープの調査(7月) 《2020年7月15日》

    コロナ感染予防のために多くの対外的イベントを自粛している状況ですが,3密を避けた野外活動として,さや池ビオトープの生き物調査活動を毎月1回,1年間継続していくこととしました。まずは1回目を715日に行いました。

    さや池ビオトープの整備には長年多大な労力を費やしてきていますが,それが充分活かされていない状況です。季節毎の生き物の様子や林,川,池での生き物の生息環境のつながりを観察し,今後の活動に役立てていきたいと考えています。

    とりあえずの目標は,パンフレットを作成することです。子ども達を含めた多くの方々に「さや池ビオトープ」の四季の様子をお知らせすることができればと考えています。


     本日の観察成果:

    水生生物 
    カワニナ,スジエビ(抱卵),サワガニ
    トンボのヤゴ→モノサシトンボ,クロスジギンヤンマ,サナエトンボ(?)

    昆虫 
    コオニヤンマ(),コシアキトンボ(),ショウジョウトンボ(),シオカラトンボ(),モノサシトンボ,アオイトトンボ,ナツアカネ(?),ナミアゲハ,ヤマトシジミ,ヒメウラナミジャノメ,ベニシジミ(黒化型),シオヤアブ,イエバエ,キリギリス,ショウリョウバッタ,オンブバッタ,蛾の蛹(?)

    里山保全研修会 《2020年7月15日》

    梅雨の合間の晴天の午後、日頃よりお世話になっています小川機械の小川氏に「伐倒」の実地研修をしていただきました。

    ブルーベリー第2農園裏手の山林の檜が今日の研修場所です。

    伐倒する木の周りに安全テープを張り安全区域の設定をし,木の反り具合やかかり木の可能性を勘案して伐倒方向を決定。受け口、追い口をチェーンソーで切り、途中でクサビを追い口から打ち込みほぼ狙いの方向に切り倒しました。

     枝切りの仕方や玉切りの仕方についてもトラブルケースを想定しながら上手に説明をしていただきました。さすが大阪きってのベテラン講師の面目躍如です。

    他の機材も使用目的に応じて説明されました。

    水分補給の休憩をはさみ学習棟では山林従事者の重大事故の多発から、安全教育の充実を図るため補講を受けることや防護ズボン(改良型)の着用義務など規則改正がなされたことなど裏話を交えて教えていただきました。

    最後に「ソー(鋸刃)」のヤスリかけについて丁寧に教えていただきました。

     

    今回の研修は我々にとっては基本を見つめなおす、またとない絶好の研修会でした。

    「安全は基礎研修が大事である」と再確認しました。

    伐倒域にテープを張り「立ち入り禁止」
    これからこのずぼん着用が必須です
    チェンソーの研ぎ方、「やすりの直径を間違わないように」

    ポプラの伐倒 《2020年6月30日》

    ふれあい広場のシンボルツリー「ポプラ」の一本が枯れました。 ここ数ヶ月,周りに子株がいくつも出てきていました。が,ついに親株の枯葉が目立つようになり,根元にキノコが生えるようにもなりました。ナラ枯れのような虫の被害なら隣の元気なポプラにもうつる可能性があります。ほおっておいて倒れても危険だと判断して,伐倒しました。(作業の様子をご覧ください)
    ナラ枯れ特有のキクイムシは発見できませんでしたが,オサムシ科の昆虫が見つかりました。
    あやふやではありますが,年輪からは20数年以上の樹齢です。周りに子株がいくつも出てきていたことを鑑みると,樹の往生に我々が手をかしたことになるのかもしれません。
    見慣れた大樹が居なくなると寂しいものです。

    グリーンパーク農園「田植え」《2020年6月9日》

    コロナ騒ぎで多くの活動を自粛している現状ですが,田植えを欠かすわけにはいきません。梅雨入り直前の6月9日,31(26女5)のメンバーが9時半に集合して,暑い陽射しのもと田植えをしました。
    種まき,苗床作り,水管理と担当者が丁寧に育てた餅米の苗は十分に育っています。初心者向けのレクチャーの後,ブルーベリー農園の脇にある田圃にいざ出陣。

    畔に並べた苗束を次々に投げ入れると,さぁいよいよはじまりです。ソーシャルディスタンス()をあけて並んだ20人が,リーダーが両端から引っ張った紐の赤い目印に数本ずつ植えていきます。
    「あと少しで終わるぞー!」 1時間足らずの作業ではありましたが,炎天下の中腰姿勢が辛い高齢者集団です。

    昼食の味噌汁作りに女性陣が奮闘してくれました。美味しいお弁当で疲れも吹っ飛び,コロナ自粛でしばらく会えなかった友達との久しぶりの再会を喜び合いました。



    毎年変わらないおなじみの光景ですが,みなさん例年との違いをお気づきでしょうか? そうです。マスクして田植えです。最後の方は暑くて外す人も出てきましたが,こんな光景は今年だけであってほしいものです。

    今年も植樹しました 《2020年3月6日》

    大阪府みどりの基金により例年行われている緑化樹配布事業に協力して,樹木の苗木を今年も和田山周辺に植樹しました。グリーンパーク熊取のメンバー13人は930に集合して,まずは予定地の草刈り・整地。



    イロハモミジ10本は東谷池の周辺に,ソメイヨシノ10本は東谷池に向かう小道から見上げる斜面に植えました。準備したそれぞれ2本の真竹をクロスに打ち込み,ゆるく苗木に結わえて添え木としました。樹種の銘札も付して,潅水し,無事昼前には植樹を終えました。


    東谷池周辺には,少しずつではありますが桜と紅葉が着実に増えていっています。1020年後にはきっと春秋それぞれの名所になっていることでしょう。その時を楽しみに健康に長生きしたいものです

    2月里山保全活動 《2020年2月6日》

    やっと本格的な冬の寒さが訪れ肌寒く感じられた今朝、28名の会員が参加して元気いっぱい里山活動に取り組んだ。

    ラジオ体操で体をほぐし、ミーティングの後は各班に別れて作業を開始した。

    間伐は前回と同じブルーベリー農園の隣の里山。

    大木をチェーンソーで切り倒していくがすぐそばには擁壁があり、農地に倒さないようチルホールを駆使して慎重に作業を進めていかなければならない。安全第一を徹底して伐倒・玉切りを行う。

    里山の半分程度が間伐できたようだ。来月でこの作業も終了できるかもしれない。午後もこの作業が続いた。

    広場ではマキ作りのため燃えやすい大きさに丸太を斧で割っていく。割り終えたマキが小山のように積まれ作業は順調に進んでいる。

    昼食は酒かす入りの豚汁定食。冷えた体には温かい豚汁が一番さ! いつも美味しい昼食を作ってくださりホンマ会員一同感謝してます。後片付けの鍋洗いは男性が行う、当番は3、4班でみんなが分担して進める。これが我らのモットーだ。

    来月は弥生三月本格的な春の到来だ、またがんばろう~!!

    ブルーベリー農園の陽ざしを確保
    大きな檜もチルホールで擁壁を交わし伐倒

    「私の水辺」発表会に参加しました 《2020年1月25日》

    1月里山保全活動 《2020年1月9日》

    前日の大荒れの天気とはうって変わり、穏やかな暖かい一日、27名の会員が広場に集まり、1年ぶりに参加してくださった女性会員もいて安心しました。
     マキ作り班は割ったヒノキを束ねて小屋に積む作業だ。


     間伐班は伐倒の際、ワイヤーで倒木方向に向かって引く「チルホール」が採用されたので、この取扱要領を実施しました。また、新たにドイツ製のチェーンソー3機が届いたので、業者さん(小川機械)から取扱い説明、および始動の注意や手入れについての指導があり、皆さん熱心に質問して安全作業の徹底を心新たにしました。

     ランチは、原木栽培したシイタケ入りの“すいとん汁”定食です。滅多に食することがないので、みんな喜んでお腹いっぱいいただきました。
     午後は、ブルーベリー第2農園隣のヒノキ林で、日差しを遮る樹木の間伐です。早速、新規のチエーンソーが作業で威力を発揮しました。チルホールも伐倒に活躍しましたよ、ありがとうございました。

    ドイツ製のチェーンソー
    ヒノキ林の間伐

    12月里山保全活動 《2019年12月12日》

    大寒も過ぎた初冬の朝、今年最後の里山保全活動に31名の会員が広場に集まり、ラジオ体操で体を動かしました。柔軟性が欠けつつある世代が大半ですから、作業の安全確保には欠かすことの出来ない要素です。
     今日の仕事は間伐、門松用の真竹採り、丸太からの薪つくりそして花壇の整備だ。
    芝生広場下の間伐は整備が主だった作業です。チェンソーの新たな資格者2名が間伐作業に取り組み作業の進め方や安全配慮について指導者から学びました。これからは彼らが率先して間伐作業にあたってもらい、里山保全に活躍してくれる様、多いに期待します。
     薪つくりは40束まで作りました。これでなんとかこの冬は乗り切れるでしょう。

     花壇も手入れが進み、パンジーやスイセンが綺麗な花を咲かせて、皆の目を和ませてくれています。
     今日のランチは山菜炊き込みご飯と豚汁です。オコゲも美味しさを一層引き立ててくれます。タクアンもおいし~い!
     午後は“別所池”周りの草刈を行い、ふれあい広場への道路を整備しました。綺麗になって正月が迎えられます。皆さんお疲れ様でした。

    生石高原(合同研究グループ活動) 《2019年11月12日》

    野草樹木・ハイキング・スケッチなどの研究グループが合同で出かけての活動も3回目となり、今回は和歌山のススキの名所“生石高原”
    熊取町から5台の車に分乗して約2時間で生石高原に着いた。

    素晴らしい天気で、山なみの向こうに和歌山市街から遠く淡路島、友ヶ島が見える。全員で集合写真を「パチリ」。その後、グループ毎に目的地へ向かって散策を開始!
    生石ヶ峰(標高870m)を目指すグループは、山歩きのベテランに先導され展望台から山頂へ向かう。一面のススキが見事だ!縦列で歩く仲間たちの頭がススキの海に見え隠れする。樹林との境を歩くと野草好きの面々が「あ!リンドウ」「つるリンドウ」と楚々と咲く野草を見つけて嬉しそうに語らう。まるで道草をしている子ども、これが自然と親しむ「グリーンパーク熊取」メンバーの素敵な姿なんですね~。

    頂上に着くとちょうどお昼時、眼下に紀伊の山々や遠く高野の山々を、見渡しながらのお弁当の味は格別、気分も爽快です。

    食後は「おいし(生石)」の名前の由来ともいわれる「おおいし(大岩)」を目指し、ススキの絶景の中を緩やかに下る。

    生石神社祭神前で、スケッチを楽しむ仲間と合流。
    手にしたスケッチブックには、さすがだ!素敵な絵が何枚も描けている。また写真愛好の仲間は逆光に輝くススキや、さらに、露の水滴に光る写真を求めて霧吹きの演出も。素晴らしい!
    午後2時ごろまでススキと360度の眺めを堪能し、帰路についた。
    全員で「パチリ」

    11月里山保全活動   《2019年11月7日》

    明日が立冬となる穏やかな秋の朝である。25名の会員が参加してそれぞれの活動に向かった。
     双和の山はこれまでに何回も間伐に入っており少しずつ手入れがされて地道な里山作業が目に見えるようになったのは嬉しい。
     今回チェーンソーの研修を終え、初めての実地間伐に参加した会員もヒノキの間伐には多少の緊張もあってか、それとも先輩たちの視線が気になるのか最初はぎこちなさが見えたが、慣れてくると作業もはかどってきたから面白いようだ。
     玉切りしてから下の林道まで運ぶのはいささか身に応えるようだ。安全第一を心掛けて今後も活躍してほしい。

     もう一つのチームは12月の農業祭で「竹ぽっくり」を作る材料の切り出しを行った。50人以上のお客さんを予想して懸命に切り出した。

     野活広場ではシイタケ栽培の場所がイノシシに壊され見るも無残な姿になっている
    このままでは「ダメ!!」。この冬収穫できるように整備した。

     ランチは定番カレーライスと酢ものが一品ついてきた。
    今日も堂々と二杯目のお代りです。このおこげはお家では味わえないから美味しいのだ。なんたって薪で炊いたご飯だからね。

     午後もやり残しを片付けるためそれぞれ持ち場に戻り頑張った。 本日はお疲れ様でした。
    いつも、おいしいランチをありがとう!

    10月里山保全活動 《2019年10月10日》

    朝晩の冷え込みが感じられるこの頃ですが、秋の里山保全活動に31名の会員が集合してくれました。
     菊Gは文化祭での菊花展示を青竹で組みたて、重厚感の趣を醸し出す趣向です。和田地区の竹林から最適な青竹を伐り出しました。


     
     間伐チームは芝生広場下のヒノキ林で薪用に使う間伐材を担ぎ上げ、軽トラ一杯分運びました。  広場では自炊用の薪つくりです。焚付け用に竹や以前伐出したカシの木を薪用に鉈で割ったりしました。これでかなりの薪がストックできて安心です。



     昼食は、松茸炊き込みご飯との触れ込みでした。 実際、うっすらと匂いが感じられ、スープもソーメン入りで滅茶苦茶美味しかった。

     何時もおいしいランチを作っていただき皆さん感謝しています。
        ~ありがとう~
    美味しい昼食ありがとう!

    パーク農園「稲刈り(初体験)」 《2019年9月24日》

    6月11日に田植えしてから106日目の924日。天候は曇りで暑い日差しもなく絶好の稲刈り日和となりました。田んぼは野活センターのブルーベリー農園の脇にあって、すべてもち米です。

    初体験者は私(筆者)を含めて2名,他は熟練者十数名でしたが,初心者が教えられた(怒られた?)ことを綴ると・・・

    ギザギザが付いて大きくカーブした稲刈り鎌を使って「稲株のできるだけ下を引くようにして一気に刈る」わりと簡単だなぁと数株刈ったときに、「地面の稲穂を踏むやつがあるか!」と一喝されました。気をつけて刈っていると「もっと下を刈らないと! 藁も利用するんだから」そして8株を束ねてPPロープ(熟練者達は藁も使って)で縛る。強く縛ったつもりだったけれど、「それ緩い!」と言われてやり直し。縛った束を半分に割り、竹の稲架(はざ)に掛ける。「前後に大きく開いて竹を挟むように!」・・・熟練者達からのご指導で、素人の私も一人前になれたでしょうか?

    コンバインでやればあっという間の作業でしょうが、20名ほどの高齢者がみんなで力を合わせて1時間半!・・・作業を終えたあとは、女性陣のこしらえた赤飯と具沢山の味噌汁を堪能して、幸せな気分になりました。さてどれだけのお米の収穫があったのか素人の私には分かりませんが、まずまずの出来とのことです。

    グリーンパークの行事(年数回の餅つきや赤飯)には、十分まかなえるようです

    みなさんご苦労様!

    9月里山保全活動  《2019年9月5日》

    昨年は台風21号のためイベントが中止に追い込まれた苦い経験がありましたが、今年は近畿地方に襲来する台風がなく晴天の中作業ができました。

    納涼流しソーメンのイベントに使用する竹を里山にでかけて伐り出すのだ。まっすぐ大きな孟宗竹を選び伐り出す。
     また、お椀に使う手ごろな大きさの竹や、組み立て用に使う小竹など3か所に分かれて作業し、広場へ搬入した。

    大きな竹を真っ二つに割るには押し方も慎重にやらねば綺麗に仕上がらない。14本を台座に乗せて節をサンダーで削るとつるつるに仕上がった。

     正午には35人分のカレーライスが各お皿にてんこ盛りです。今日のカレーはチョット辛めで疲れた体を癒すにはもってこいで、みんな完食でした。昼食をカマドで炊いてくれた皆さんに感謝です。

    レーンも出来上がり準備万端!
    美味しいカレーでほっと一息!

    7月里山保全活動  《2019年7月11日》

    梅雨前線が西日本を通過する予報であったが、雨も上がり作業ができそうなので、25名の方に参加していただきました。


     今回は間伐作業を中止して、主に広場と周辺の草刈りや花壇の手入れを行いました。15日にはブルーベリー観光農園のお披露目会が催されるので、農園や駐車場などいつもとは見違える程、綺麗に手入れしました。花壇には色とりどりの花が植えられ、道行く人々の目を楽しませてくれるでしょう。
     時折小雨がふるなかで、青く色づいたブルーベリーの果実を、実らせている里山の風情は情緒的であります。
     沢山の人達が、この里山に訪れることを期待して、午前中の作業が終了しました。


     また、現在「奥山雨山自然公園の自然の保全・活用」の取り組みについて、大阪府へ補助を申請していますが、10時からはその「魅力づくり推進課」から現地ヒアリングに来られました。
     この申請が受理されますと、私達の活動が大阪府から大きく評価されることとなります。「乞うご期待!」
    現地視察

    グリーンパーク農園「田植え」《2019年6月11日》


     籾の種蒔き、苗床づくり、毎日の水管理と担当者が精魂込めて育てた『もち米』の苗が10㎝ほどに育ち、今日の田植えを迎えました。
     前日に、地主さんのご協力で“代掻き”を終えた田んぼは、満々と水をたくわえています。
     まずは広場に集合して、ラジオ体操で体をほぐし、苗を手に「田植え」のレクチャーを受け、早速田んぼへと向かいました。


     苗が出そろったパレットを持ち、田の畔に並べ掛け声とともに、田んぼに投げ入れます。担当者が、植えるポイントの赤いマークの入った紐を引っ張ると、それぞれが、2m位の間隔で田植えの位置につき、スタートの合図を待ちます。
     「4~5本持って、マークの位置にちゃんと植えてや!」「は~い、どう~ぞ!」。左手に持った苗の束から、右手に数本を取り田んぼに植え、少し土を寄せます。一列植え終わると「紐あげるぞー!」の号令がかかり、次の列に移動します。
     「足跡はならしてや!」。「紐引っ張りすぎやで」「こんなもんか」。言葉のキャッチボールを交わし、楽しく笑い声も交えながら、1時間半を過ぎる頃には、ほとんど植え終わりました。


     今年は苗の過不足もなく、きっちり田んぼ一杯に植えることができました。慣れない姿勢で疲れた腰をたたきながら全員、畔にそろって記念写真を“パチリ”


     野外活動広場に戻り、手足の泥を落とし終えた頃、炊事班が赤飯を蒸し終え、お吸い物の“鮭入り味噌汁”を添えて、持って来てくれます。
     これからも、水管理や害虫駆除、雑草除去に頑張り、秋の実りを語り合い、楽しく昼食をとりながら、恒例の田植えを終えました。

    6月里山保全活動 《2019年6月6日》


     まもなく、近畿地方が梅雨入りするかもしれない今日、快晴ながらも蒸し暑い中、25名の会員が参加しました。 

     里山の間伐や野活広場周辺の草刈、パーク農園への水路整備など、作業は沢山あります。
    夏場の草は成長が早く、当然草刈りの回数も多くなってきます。地道な活動を続けていけば、きっと作業に見合う又は、それ以上の収穫や喜びを与えてくれると信じながら、皆がんばっています。


     間伐も、ヒノキ林や竹林の整備など、今日一日では終りきれないほど広範囲で、また危険を回避しつつ安全に、作業していかなければなりません。
     特に、チェーンソーでの間伐作業は、重大な事故につながる危険性があるので、安全管理者の責務は重いのです。
     軽トラックも更新され、エンジンも快調です。安全運転をよろしくお願い致します。


     待望のランチは、炊き込みご飯と新玉ねぎのオニオンスライスです。鰹ぶしがふりかかって、とっても美味しくいただきました。当番の皆様ありがとうございました。
     午後は、伐り出したヒノキの皮むき、ブルーベリー園の看板取り付けなど、しっかりと汗を流した一日でした。

    5月さや池整備《2019年5月30日(木)》

    今回は定例の「さや池」整備を行いました。

    池の回りや駐車場の草刈り、取水路の整備、池の藻除去など、ビオトープの維持管理に汗を流しました。

    (草刈り前)

    (草刈り後)


    「さや池」という、あまり知られていないけれど、かなり特別な池があります。場所は「永楽ダム」の手前の「永楽ゆめの森公園」のさらに手前の脇道を下りたところです。直径20 mほどの浅い池が雨山川の水を蓄えています。その周りにはいろんな木が生えているだけで、ベンチがあるような憩いの空間でもありません。あまり特別な感じのしない池なのですが、本当はちょっと特別なのです。それは、外来生物がほとんどいないことです。ブルーギルはもちろんウシガエルやアメリカザリガニもいません。今日はクロスジギンヤンマやショウジョウトンボが見られましたし、ホオジロの声も聞こえていました。 (体長約70cmのアカマムシもいましたが!?)


     そんな山里の小さな池は、十数年前にグリーンパーク熊取が、ガマの群落と泥を取り除いてビオトープとして整備し、年数回の草取りや入出水確保の手入れなどを続けて維持されています。外来種がいないのは柵と施錠がされていて、普段、一般の立ち入りができないようになっているからと考えられますが、この何でもない「普通の池」の良さを、より多くの人に知ってもらうためにはどのようにするのがよいのか「議論」が始まったところです。

     

    岩湧山合同グループ調査  《2019年5月11日》

    暑いくらいの天候に恵まれて、里山・ハイキングG、野鳥観察G、クラフトG、スケッチG、そして水生生物Gが、それぞれ“楽しみ”のテーマをもって合同で岩湧山へと向かいました。標高500mの岩湧寺駐車場まで車列を連ねて登り、それぞれのポイントに向かって出発しました。

     【里山・ハイキング・野鳥観察グループ】~山頂~

     目指すは標高898mの山頂、「いわわきの道」のルートをとり新緑に包まれたとても気持ちのいい山道を登りました。気温は真夏日30℃近くまで上がっているそうですが手入れの行き届いたヒノキ林には涼しい風も通り抜けます。
     ウグイスやメジロのさえずりが絶え間なく聞こえてきて、登りの足取りを後押ししてくれます。少し汗ばんだ頃、展望台デッキに着き一休み。滴る清水を備え付けのコップでグッと飲み干し振り返ると、遠くに「PLの塔」を望む市街地が広がって見えます。さらに緩やかな山道を進むと、ユキザサ、チゴユリ、ホウチャクソウなどが恥じらうように、道端に咲き思わずカメラを向けたくなります。
     やがて尾根道に出ると「ダイヤモンドトレール」に突き当たり、多くのハイカーたちと並んで山頂へと向かいました。途中、道端にはえた野草の根元をよく見ると、ひしめき合って花が咲いています。ミヤコアオイです。

     ついに山頂!この山の特徴である一面のススキの山肌、今は野焼きの後から青い芽が生えそろっています。その傍に腰を下ろして昼食です。帰路は「きゅうさかの道」を390mひたすら下って、岩湧寺で他のメンバーと合流しました。


    【クラフト・スケッチ・水生生物グループ】~中腹~

     クラフトグループは四季彩館でクラフト作品を見学しながら、自分たちの作品づくりの参考に想いを巡らせていました。スケッチを始めるグループは岩湧寺のあちこちに陣取って絵筆を走らせていました。
     水生生物を探索するグループは、網を手にせせらぎに入っていきます。アカハライモリを見つけて「オー熊取と一緒や」との声、他の水生生物は、水がきれい過ぎ棲むには少し厳しい環境のようでした。

    スケッチ組 「どこいこう~」
    カンアオイ
    マムシグサ
    ユキザサ

    5月里山保全活動《2019年5月9日》



     曇天のなか、23名の会員が広場に集合して、元号改正の気分も新たに里山保全事業のさらなる発展と安全の徹底を確認し、その後ラジオ体操を行った。

     間伐担当は「双和の山」に出かけた。この山に入るのは昨年以来で、台風による被害があちこちに散見できた。今日は竹林の整備とヒノキの間伐などを主に行った。

     広場では、4月の除草からひと月が過ぎ、かなり伸びた雑草の草刈や、花壇の手入れなど広範囲に作業がおよび、見違えるほど綺麗になった。



     昼食は夏カレーライスだ。野菜たっぷりの具がライスの上にてんこ盛りです。美味しさも一段と、口の中に広がりました。

     今日の活動で目立ったのは新入会員さんだ。
    間伐に参加され、一緒に汗を流していただきました。これからも怪我のないよう楽しく活動を続けていきましょう。

    4月さや池合同調査《2019年4月17日(水)》

    陸上の植物と池の中の生物に分かれて調査しました。


    1)『水生生物』

    池の中の方はヘドロが溜まっているので、結構ずぶずぶ沈みます。カワニナがいっぱい、シジミや大きなモクズガニもいてびっくりしました。クロスジギンヤンマやオグマサナエ、カワトンボなどのヤゴがいっぱいいます。水生生物の専門家の方が参加され、いろいろ教えていただきました。

    また、めずらしいコバントビケラも見つかりました。

    さや池は裏の雨山川から取水して、常に水が入れ替わるようになっていますが、湧水もはいっています。また、まわりに森林があるので、成虫が森にいるタイプの水生昆虫もいて、種類が豊富です。何よりブラックバスやアメリカザリガニなどの、稚魚や幼虫をみんな食べてしまうような外来生物が入っていないのがよいのだそうです。雨山川の生物も調査しましが、クダトビケラの棲管やコカゲロウの卵塊を見せていただきました。


    2)『野草樹木』

    寒い日が続いたのが原因か、野草の成長が例年より遅く感じられました。成長した葉や花を見れば分別ができるが、幼葉はなかなか見分けにくく苦労する。さや池周辺は「カンサイタンポポ」が主流であるが「セイヨウタンポポ」も数多くあり、「タチツボスミレ」も花盛りで美しい。群生している「ムラセキケマン」「ヒメリュウキンカ」も健在で、喜ばしいことである。春の七草で貴重な「セリ」も池の周りで多く見られ活用できることを願っている。調査人数が少なく見逃した野草もあったでしょうが80種以上は観察できました。

    ブルーベリー観光農園名称決定

    7月里山保全活動  《2019年7月11日》


     梅雨前線が西日本を通過する予報であったが、雨も上がり作業ができそうなので、25名の方に参加していただきました。


     今回は間伐作業を中止して、主に広場と周辺の草刈りや花壇の手入れを行いました。15日にはブルーベリー観光農園のお披露目会が催されるので、農園や駐車場などいつもとは見違える程、綺麗に手入れしました。花壇には色とりどりの花が植えられ、道行く人々の目を楽しませてくれるでしょう。
     時折小雨がふるなかで、青く色づいたブルーベリーの果実を、実らせている里山の風情は情緒的であります。
     沢山の人達が、この里山に訪れることを期待して、午前中の作業が終了しました。


     また、現在「奥山雨山自然公園の自然の保全・活用」の取り組みについて、大阪府へ補助を申請していますが、10時からはその「魅力づくり推進課」から現地ヒアリングに来られました。
     この申請が受理されますと、私達の活動が大阪府から大きく評価されることとなります。「乞うご期待!」

    現地視察

    グリーンパーク農園「田植え」《2019年6月11日》


     籾の種蒔き、苗床づくり、毎日の水管理と担当者が精魂込めて育てた『もち米』の苗が10㎝ほどに育ち、今日の田植えを迎えました。
     前日に、地主さんのご協力で“代掻き”を終えた田んぼは、満々と水をたくわえています。
     まずは広場に集合して、ラジオ体操で体をほぐし、苗を手に「田植え」のレクチャーを受け、早速田んぼへと向かいました。


     苗が出そろったパレットを持ち、田の畔に並べ掛け声とともに、田んぼに投げ入れます。担当者が、植えるポイントの赤いマークの入った紐を引っ張ると、それぞれが、2m位の間隔で田植えの位置につき、スタートの合図を待ちます。
     「4~5本持って、マークの位置にちゃんと植えてや!」「は~い、どう~ぞ!」。左手に持った苗の束から、右手に数本を取り田んぼに植え、少し土を寄せます。一列植え終わると「紐あげるぞー!」の号令がかかり、次の列に移動します。
     「足跡はならしてや!」。「紐引っ張りすぎやで」「こんなもんか」。言葉のキャッチボールを交わし、楽しく笑い声も交えながら、1時間半を過ぎる頃には、ほとんど植え終わりました。


     今年は苗の過不足もなく、きっちり田んぼ一杯に植えることができました。慣れない姿勢で疲れた腰をたたきながら全員、畔にそろって記念写真を“パチリ”


     野外活動広場に戻り、手足の泥を落とし終えた頃、炊事班が赤飯を蒸し終え、お吸い物の“鮭入り味噌汁”を添えて、持って来てくれます。
     これからも、水管理や害虫駆除、雑草除去に頑張り、秋の実りを語り合い、楽しく昼食をとりながら、恒例の田植えを終えました。

    6月里山保全活動 《2019年6月6日》


     まもなく、近畿地方が梅雨入りするかもしれない今日、快晴ながらも蒸し暑い中、25名の会員が参加しました。 

     里山の間伐や野活広場周辺の草刈、パーク農園への水路整備など、作業は沢山あります。
    夏場の草は成長が早く、当然草刈りの回数も多くなってきます。地道な活動を続けていけば、きっと作業に見合う又は、それ以上の収穫や喜びを与えてくれると信じながら、皆がんばっています。


     間伐も、ヒノキ林や竹林の整備など、今日一日では終りきれないほど広範囲で、また危険を回避しつつ安全に、作業していかなければなりません。
     特に、チェーンソーでの間伐作業は、重大な事故につながる危険性があるので、安全管理者の責務は重いのです。
     軽トラックも更新され、エンジンも快調です。安全運転をよろしくお願い致します。


     待望のランチは、炊き込みご飯と新玉ねぎのオニオンスライスです。鰹ぶしがふりかかって、とっても美味しくいただきました。当番の皆様ありがとうございました。
     午後は、伐り出したヒノキの皮むき、ブルーベリー園の看板取り付けなど、しっかりと汗を流した一日でした。
    間伐作業
    看板取り付け

    5月さや池整備《2019年5月30日(木)》

    今回は定例の「さや池」整備を行いました。

    池の回りや駐車場の草刈り、取水路の整備、池の藻除去など、ビオトープの維持管理に汗を流しました。

    (草刈り前)

    (草刈り後)


    「さや池」という、あまり知られていないけれど、かなり特別な池があります。場所は「永楽ダム」の手前の「永楽ゆめの森公園」のさらに手前の脇道を下りたところです。直径20 mほどの浅い池が雨山川の水を蓄えています。その周りにはいろんな木が生えているだけで、ベンチがあるような憩いの空間でもありません。あまり特別な感じのしない池なのですが、本当はちょっと特別なのです。それは、外来生物がほとんどいないことです。ブルーギルはもちろんウシガエルやアメリカザリガニもいません。今日はクロスジギンヤンマやショウジョウトンボが見られましたし、ホオジロの声も聞こえていました。 (体長約70cmのアカマムシもいましたが!?)


     そんな山里の小さな池は、十数年前にグリーンパーク熊取が、ガマの群落と泥を取り除いてビオトープとして整備し、年数回の草取りや入出水確保の手入れなどを続けて維持されています。外来種がいないのは柵と施錠がされていて、普段、一般の立ち入りができないようになっているからと考えられますが、この何でもない「普通の池」の良さを、より多くの人に知ってもらうためにはどのようにするのがよいのか「議論」が始まったところです。

     

    藻除去
    はす植え付け
    水路工事

    岩湧山合同グループ調査  《2019年5月11日》

     暑いくらいの天候に恵まれて、里山・ハイキングG、野鳥観察G、クラフトG、スケッチG、そして水生生物Gが、それぞれ“楽しみ”のテーマをもって合同で岩湧山へと向かいました。標高500mの岩湧寺駐車場まで車列を連ねて登り、それぞれのポイントに向かって出発しました。

     【里山・ハイキング・野鳥観察グループ】~山頂~

     目指すは標高898mの山頂、「いわわきの道」のルートをとり新緑に包まれたとても気持ちのいい山道を登りました。気温は真夏日30℃近くまで上がっているそうですが手入れの行き届いたヒノキ林には涼しい風も通り抜けます。
     ウグイスやメジロのさえずりが絶え間なく聞こえてきて、登りの足取りを後押ししてくれます。少し汗ばんだ頃、展望台デッキに着き一休み。滴る清水を備え付けのコップでグッと飲み干し振り返ると、遠くに「PLの塔」を望む市街地が広がって見えます。さらに緩やかな山道を進むと、ユキザサ、チゴユリ、ホウチャクソウなどが恥じらうように、道端に咲き思わずカメラを向けたくなります。
     やがて尾根道に出ると「ダイヤモンドトレール」に突き当たり、多くのハイカーたちと並んで山頂へと向かいました。途中、道端にはえた野草の根元をよく見ると、ひしめき合って花が咲いています。ミヤコアオイです。

     ついに山頂!この山の特徴である一面のススキの山肌、今は野焼きの後から青い芽が生えそろっています。その傍に腰を下ろして昼食です。帰路は「きゅうさかの道」を390mひたすら下って、岩湧寺で他のメンバーと合流しました。


    【クラフト・スケッチ・水生生物グループ】~中腹~

     クラフトグループは四季彩館でクラフト作品を見学しながら、自分たちの作品づくりの参考に想いを巡らせていました。スケッチを始めるグループは岩湧寺のあちこちに陣取って絵筆を走らせていました。
     水生生物を探索するグループは、網を手にせせらぎに入っていきます。アカハライモリを見つけて「オー熊取と一緒や」との声、他の水生生物は、水がきれい過ぎ棲むには少し厳しい環境のようでした。

    さ~て、目的地へのルートは⁈
    カンアオイ
    マムシグサ
    ユキザサ

    5月里山保全活動《2019年5月9日》



     曇天のなか、23名の会員が広場に集合して、元号改正の気分も新たに里山保全事業のさらなる発展と安全の徹底を確認し、その後ラジオ体操を行った。

     間伐担当は「双和の山」に出かけた。この山に入るのは昨年以来で、台風による被害があちこちに散見できた。今日は竹林の整備とヒノキの間伐などを主に行った。

     広場では、4月の除草からひと月が過ぎ、かなり伸びた雑草の草刈や、花壇の手入れなど広範囲に作業がおよび、見違えるほど綺麗になった。



     昼食は夏カレーライスだ。野菜たっぷりの具がライスの上にてんこ盛りです。美味しさも一段と、口の中に広がりました。

     今日の活動で目立ったのは新入会員さんだ。
    間伐に参加され、一緒に汗を流していただきました。これからも怪我のないよう楽しく活動を続けていきましょう。

    4月さや池合同調査《2019年4月17日(水)》


    陸上の植物と池の中の生物に分かれて調査しました。


    1)『水生生物』

    池の中の方はヘドロが溜まっているので、結構ずぶずぶ沈みます。カワニナがいっぱい、シジミや大きなモクズガニもいてびっくりしました。クロスジギンヤンマやオグマサナエ、カワトンボなどのヤゴがいっぱいいます。水生生物の専門家の方が参加され、いろいろ教えていただきました。

    また、めずらしいコバントビケラも見つかりました。

    さや池は裏の雨山川から取水して、常に水が入れ替わるようになっていますが、湧水もはいっています。また、まわりに森林があるので、成虫が森にいるタイプの水生昆虫もいて、種類が豊富です。何よりブラックバスやアメリカザリガニなどの、稚魚や幼虫をみんな食べてしまうような外来生物が入っていないのがよいのだそうです。雨山川の生物も調査しましが、クダトビケラの棲管やコカゲロウの卵塊を見せていただきました。


    2)『野草樹木』

    寒い日が続いたのが原因か、野草の成長が例年より遅く感じられました。成長した葉や花を見れば分別ができるが、幼葉はなかなか見分けにくく苦労する。さや池周辺は「カンサイタンポポ」が主流であるが「セイヨウタンポポ」も数多くあり、「タチツボスミレ」も花盛りで美しい。群生している「ムラセキケマン」「ヒメリュウキンカ」も健在で、喜ばしいことである。春の七草で貴重な「セリ」も池の周りで多く見られ活用できることを願っている。調査人数が少なく見逃した野草もあったでしょうが80種以上は観察できました。

    4月里山保全活動《2019年4月11日(木)》

     桜の花びらが春の風に舞って、ふれあい広場に集まった会員の周りを彩りよく浮き上がらせている。勢いよくラジオ体操の曲が流れ、それぞれ手足を動かす会員たち。躍動感あふれるとはいかないが安全対策には手を抜けない動作だ。ミーティングの後、間伐班、草刈班、花壇班、そして昼食班が動き出した。
     

     間伐芝生広場下の倒木処理だ。小道沿いの枯れた桜の大木もウィンチを駆使して切り倒した。ハイカーに安全に歩いてもらうためにも地道な作業が続く。

    草刈は和田山周囲の散策道沿いの桜やモミジの植樹が丈夫に育つように毎年行っている。昨年の台風被害はこの地にも深刻な被害をもたらしている。
     

     花壇班は広場の周りに植えた色とりどりの花の手入れがかかせない。そして、施設を訪れた人々の目を楽しませてくれる効果もある。

    ランチタイムだ。ほっこり温まる豚汁定食だ。おくどさんで炊いたご飯はチョット焦げがあり、これまた旨いのだ。カマドの火入れも先輩が後輩に丁寧に教えているが、まだ達人の域には達していない。焦らず習得すれば良い。今日の一日は充実していた。

     

    満開の桜のもと
    ていねいに手植え
    ホカホカの豚汁

    3月・里山保全G活動   《2019年3月7日》

     平成30年度最後の里山保全Gによる作業だが、あいにくの天気となった。悪天候にもかかわらず28名の会員が集まり、作業ごとに班分けして所定の作業へと移動していった。    

       

    広場では先日のイベントで、炭焼きした窯を開放して炭の焼け具合を確かめた。最近の炭焼きでも上出来な部類だった。「嬉しいな」。 





    花壇班は町のシンボルである梅ノ木の周囲に肥料を埋め込みさらなる成長を願った。









     


    また芝生広場下の間伐は、前回伐り残した倒木の処理だ。これが中々手強いのだ。チェーンソーで大胆に切り込んでいくが、時には締め付けてきて、チェーンが回らなくなり作業を中断させるのだ。生の木だけに慎重に伐っていく。

    安全第一を心がけて!







     

    昼のランチはハヤシライスなのだ。女性の新人さんも旨そうにスプーンを口に運んでいるのを見届けて、昼食班もご満悦だ。

    「ホンマごっつう旨かったよ」。

     

    「来年度もこの調子でみんな元気良く行こうではないか!!」

    炭焼き窯、次回に向け整備完了!
    梅の根本を手入れ
    今秋の「南中学校間伐体験」に向け”倒木整備”
    去年の台風はすごかったこんな大木が倒れた

    1月里山保全活動  《2019年1月10日》

    昨日の強風から打って変わって曇天の冬日です。30名の会員が集まり里山保全の作業に従事しました。

    午前中は近くの里山の間伐作業と、炭焼きです。

    また広場の花壇も念入りに土や花の苗を組み合わせながら植えていきました。日ごろから丁寧に花壇のお世話をしていただいていますので冬場の季節になっても華やいでいます。 

     

    炭焼きも竹炭と木炭を焼いていきます。この作業も地味なものですが先輩たちの指導の下しっかりしたものが焼きあがるまで手を抜くことができません。

    お昼は体がほっこりする豚汁定食でした。これも会員の方からリクエストがあり、昼食係りの皆さんが心を込めて芋の皮をむきじっくり煮込んだ手料理なのです。「もう一杯いかがですか~」。

     

    午後も間伐と炭焼きの作業が継続しました。

    『炭焼き用心火の用心』火災の多い季節ですから火器の取り扱いには十分慎重にお願いします。

    数名のスタッフは夜9時まで残って、炭の焼き上がりと防火の監視に当たりました。ご苦労様でした!!

    12月里山保全活動 《2018年12月13日》

     

    初冬の冷え込みも強く感じられるようになった今日、22名の会員が参加
    して間伐に向かいました。 

     

    田んぼの法面に「大きなエノキやコナラが道路にせり出しているので伐って欲しい」との
    依頼があった場所です。タマネギ小屋の背面にも旺盛に繁っている。作業がしやすい立地な
    ので、チェーンソーを駆使して慎重にロープで誘導して小屋を潰さないよう切り倒す。コナ
    ラは玉切りして広場に運んだ。イベント用に使います。

     

     

    昼ごはんはカレーライスだ。

    いつも2杯分いただくが、きつい労働の後だから皆さんもそうしている。

     

    広場では運ばれて積み上げられている材木類が落ち葉とコラボレーショ
    ンして、整理をしてくださいと言わんばかりに柵沿いに無造作に並んでい
    る。

    気合を入れてここも整理整頓しましょうかの掛け声でかたづけました。

     

    使った機材もしっかり整備し、次の里山保全に支障のないよう収納しました。
    本日はまことにお疲れ様でした。

    野鳥G ダンバラ公園観察会 《2018年11月17日》

    不思議と雨に当たる野鳥G定例観察会ですが、今回は雨予想を裏切って穏やかな晴れ模様、野鳥観察にぴったりです。

    今日は、ダンバラ公園の大細利池をまわりながら観察しました。

    池には冬の渡り鳥であるカモが数種類来ています。白黒ツートンカラーで寝ぐせのような冠羽がチャームポイントのキンクロハジロ、体が黒くて顔の前が白いオオバン、緑色の頭が鮮やかなマガモ、赤い目と頭のホシハジロが泳いでいます。ほかにも、地味な色合いだけど体のウロコ模様の美しいオカヨシガモが羽に頭を突っ込んで寝ていました。渡り鳥ではありませんが、この池で子育てをしたのが確認されたカイツブリも夏の赤いほおではなく、褐色の冬羽になって「キュルルル・・・」と鳴いていました。嘴の先端が黄色のカルガモたちもたくさん泳いでいます。カモたちは水辺からは離れてますが、望遠鏡からのぞく姿はゆったりとしていてこちらもゆっくり観察できます。木々の上には、モズカワラヒワヒヨドリスズメなども見られました。水面を飛び出した青い宝石カワセミアオサギゴイサギが飛んでくる姿も見られてラッキーでした。ウグイスジョウビタキの声も林の間から聞こえてきました。鳥合わせでは全部で22種。たくさんの野鳥が身近に見られて楽しい観察会となりました。今年の3月にはここでコガモが見られました。時期によって訪れるカモの種類にも変化があるようです。冬はあちこちの池の鳥たちが気になります。

    いい天気で風もなく野鳥観察日和です
    お休みのオカヨシガモ発見!

    里山保全活動  《2018年11月8日》

    立冬が過ぎたにもかかわらず23℃まで気温が上がって体調も狂ってしまいそう。 

    20名の会員が10日の「大阪山の日」のイベントや南中学生の間伐体験学習が行われる近くの里山に繰り出して小道の雑草刈りや台風で倒木したままの木々を取り除く作業に従事しました。
     

    お昼ご飯は、豚汁と秋野菜の炊き込みご飯でした。しっかりおこげもついて腹いっぱい食べることができました。 たまに、こんな食事がいただけるなんて里山のおかげですかな。 

     

     午後からは干し柿つくり、シイタケのホダ木の用意やイベントの準備と忙しく過ごしました。

     

    広場からも和田山の紅葉がはっきりと見られるようになり秋深しの感があります

    野草樹木昆虫G 雨山の樹木名札付け《2018年10月18日》

    ゆめの森公園名札付けに引き続き、今回は雨山の樹木名札付けです。

    樹木の種名と科名(例:アカマツ マツ科)を書いて準備した焼き板を、手分けして持ち、雨山を登って行きました。

     

    ヤマカキ、ヒサカキ、コナラ、ナツハゼ、カラスザンショウなど40枚を今回は取り付けました。なるべく道から見えやすい木を選んで、麻縄で結び付けていきます。ゆめの森公園と異なり、雨山登山道の木は成長して高く伸びているので、葉が見えにくく樹皮の様子が違っていました。メンバーで違いを見ながら良い勉強の機会になりました。途中で出会った方たちから、「名札があるといいですね」と感謝の声が聞けたのも良かったです。

     途中、大木が根元から横倒しになって道が塞がれていたり、山頂の千畳敷広場では大きなコナラやヒノキが将棋倒しになっている場所もあり、先日の台風21号の凄惨な暴風の爪痕が見られました。ハイキング道の早い復旧が待たれるところです。

    足元に気を付けて
    池そばのクロガネモチ
    関空まで見渡せる馬場跡

    パーク農園「稲刈り」  《2018年9月25日》

    朝から小雨が降り続いています。スマホで天気予報を調べると午後からは雨がやみそう。炊事担当だけ早くから参加してもらい、いつもの年とは逆に、先ず腹ごしらえからスタートしました。 

    メニューは先日の「川探検準備の草刈り」で収穫した“栗”がたっぷり入った赤飯です。
     
     

    英気を養ったところで、雨もやみ稲刈りに取り組みました。 田圃の稲たちは94日大阪を襲った台風21号の超強風にも耐え、立派に実りました。

     

    ヒガンバナの咲き乱れるあぜ道側より刈りはじめ順調に刈り取っていきます。

    束ね役はすかさず紐でくくり、まとめて積み上げます。田圃は先程までの雨ですっかりぬかるみ、油断すると長靴が引き上げられなくなります。「うあー!」思わず尻もちをついてしまいました。

     

    刈り進むと、杭を打ち長い竹を渡して稲架け(ハザ)が手際よく設置されます。
     

    一時間ほどたつとあと一株で刈り終わりです。整然と稲架(ハザ)にかけ終わり、全員で記念撮影して労をねぎらいました。

    最後の一株
    今年も豊作、ご苦労様でした

    9月野鳥G「男里川」観察会  《2018年9月14日》

    今年は男里川で25年にわたって観察を続けられている、中野さん、北野谷さんを招いて観察会を行いました。ところが今日は“小潮”で正午ごろ満潮となるため、期待された干潟での野鳥は見れないそうです。 

    でも、ベテランのご指導で今までと違った視点での観察に胸を躍らせて、 先ずは川上の方に向かいました。昨年10月の台風21号で陥没事故があった南海電車の鉄橋を彼方に見ながら、堰の水たまりをよ~く見ると大きな鳥が・・・。アオサギです、じっとして魚を狙っています。 近くの河原にはキジバトや雀が飛んできて水浴びに余念がありません。

     

     

    河口のほうを振り返るとダイサギの群れが止まっており、少し離れたところにはカルガモもたくさんいます。色んな鳥たちが発見できそうで、踵を返してゆっくりと歩を進めます。

    ここで中野さんから観察のアドバイス。

    ダイサギとコサギの見分け方、千鳥もコチドリ・イカルチドリ・シロチドリとスコープのぞき図鑑を示しながら解説してくださいます。

     

    静かに近づきましたが集団移動の人影に気付いてカルガモもダイサギも一斉に飛び立ちました。観察する側としては美しい飛翔を見れて大満足!

     

    さらに河口の先端まで移動。満潮の波をよけながらの移動は大変、やっとの思いで全員観察ポイントに集まって波間をよく見るとウミネコの集団です。

    羽の色で年齢が分かるそうで、5歳のウミネコに混じっているのは今年生まれの幼鳥ばかりです。育つ過程で外敵に襲われ、成鳥になるのがどんなに困難か見て取れるそうです。

     

    最後に「鳥合わせ」で、観察できた鳥を確認すると28種でした。潮目の不具合にもかかわらずたくさんの鳥たちに巡り合えました。

    中野さん北野さんよろしくお願いします
    ダイサギの種類はここで見分けます
    波が引いたところを急いで渡ります
    遠くに関空を見て、海鳥の観察

    水生生物G 加太城ヶ崎海岸磯観察会 《2018年9月11日》

    大型台風襲来より約1週間海はどうなっているかと心配しながら加太城ヶ崎海岸に行きました。 海は何時もの様に変わらず優しく私達を迎えてくれました。 

    目の前には友が島、淡路島が浮かんでいます。

    まず磯に入る前に海岸一面にギザギザと洗濯板のように浸食された地形を見ることができ、この地形は砂岩と頁岩(けつがん・泥の堆積岩)が交互に積み重なった岩が地殻変動により傾き、薄く割れやすい頁岩の部分が波に削られ、固い砂岩が突出してできたとされ、日本列島誕生の話を聞くことから始めました。
     

     

    皆思い思いに岩にピタリとくっ付いているマツバガイや、ガンガラ、カメノテを取る人、網を片手に魚を追いかける人、わーウニが採れたと声を弾ませる人など。 
      今年は毎年たくさん見られるウミウシ類が確認されませんでした。 台風の影響があったのかも知れません。 干潮に向かってだんだんと海岸が広がっていきます。

    昼には採りたての貝が入った海鮮味噌汁を頂きました。 あれ程暑かった季節も一服し心地よい潮風に吹かれた磯観察でした。

    野草樹木昆虫G ゆめの森公園名札付け《2018年7月19日》

    連日の猛暑の中ですが、ゆめの森公園で予定していた名札付けを実施しました。

    先月作成した焼き板の名札(1段目に種名、2段目に科名を記載)約40枚を、なるべく散策路沿いの目立つ木に取り付けました

    樹木は、花や実など特徴的なものが見られるときはわかりやすいのですが、それ以外の時は、「これは何?」と思いがちです。名札があれば親しみやすいし興味も湧きます。四季の移ろいの中で、幹や葉が変わっていく様子も観察しやすいです。

    アベマキ・ヒノキ・ヤマモモ・アラカシなど、花が終わったこの季節、間違わないように慎重に取り付けました。

     

    山を上る途中で、大きなナナフシを発見。この暑さの中で一番元気なのは昆虫のようです。セミもシャンシャン、ニーニー、懸命に鳴いていました。

    名札を見やすい角度に取り付けよう!
    今回はこのメンバーで

    雨山神社の鳥居修復  《2018年7月15日》

    ここ数日全国的に猛暑が続く中、待ちに待った鳥居建立の日がやってきました。

    「ふれあい広場」に集まって概要を説明し、雨山登山口で成合地区自治会、雨山の歴史を活かす会、役場関係者が合流し雨山山頂を目指しました。

    参加者はそれぞれ数人がかりで4本の柱や飲み物を手分けして背負い、汗びっしょりで一歩一歩踏みしめて進みます。町長さんも柱を担ぐロープを持って力を合わせ頑張ってくださいました。

    “七曲がり”を過ぎたころ成合地区の屈強な人が“笠木”の一番重たい柱を「こんなもん一人で担いで上がるわ」、と頂上まで。「助かった!」、もう少し若かったら私も!?

    大森神社宮司による「お祓い」が厳かに執り行われ、衆目注視のなか、鳥居の修復に取り掛かりました。

       現在の鳥居は平成4年に建立され、四半世紀の年月を経てかなり腐食が進み新しい時代の担い手を歓迎しているかのようです。

    休憩所では、運び上げた鳥居の組み立てが始まり、仕上がり具合などを確認し、組み合わせの隙間にはしっかりとボンドでコーキングを施し、仮組して建立場所へ移動。

    これからが大変、土台がかなり変形している。柱の傾き具合を微調整しながら固定して行かねばなりません。 

    建ち上がった瞬間、見守っている皆さんから思わず感嘆の声が漏れる。白いヒノキの木肌と完成度の高い鳥居の美しさに魅入っていました。

    門扉もゆがんだ鉄扉に代わり木製の新しい扉は鳥居に素敵にマッチし、開閉もスムースです。成合の区長さんも深い感謝の言葉を述べておられました。

     

    グリンパ-ク熊取では昨年11月の材料伐採に始まり、皮むき、木肌みがき、約半年をかけて匠たちの手による大工作業、そして今ここに皆さんの感謝の中で寄進できたことを本当にうれしく思いました。

    鳥居にふさわしい真っすぐなヒノキを選木
    丁寧に皮むき
    棟梁の腕さばきで間もなく完成
    厳かに建立

    7月里山保全活動  《2018年7月12日》

    今年の梅雨明けは12日ほど早かったそうですが、梅雨末期の西日本豪雨では甚大な被害が発生しているとのニュースが連日報道されています。幸い会員の皆様がたのご家庭では被害がなかったとのことです。

     

    今回も和田山の枯木の間伐だ。2班に分かれて作業をするが、汗が体から噴き出してくる。休憩の仕方も会員への配慮がいる季節になった。

    下草刈りの班は広場周囲や植樹の周りなどを主に草刈りした。刈った後はとてもきれいに見えるからうれしい。  

    昼の食事は夏場にも食欲増進で栄養たっぷりなヤサイカレーです。

     

    午後からは雨山神社鳥居の設置準備や花壇の手入れ、道路わきの草刈りなどに精を出した。

    鳥居は本物の大工さんが施工しているからとてもきっちりして見事な出来栄えですよ。

    15日は新たな鳥居が雨山神社に奉納されますので是非見てくださいませ。
    蓮の花が玄関を彩ります
    15日の建立に向け最後の仕上げ

    図書館・駅下にぎわい館「グリーンカーテン設置」《2018年6月12・26日》

    突然のにわか雨と雷鳴が轟き、今年は記録的早さともいわれる『梅雨明け』が予感されます。この後にやってくるのがジリジリと暑い『猛暑』です。

    この時期に≪涼≫を呼ぶのがゴーヤなどの緑で陽ざしを遮るグリーンカーテンです。今年も2か所の熊取町施設でグリーンカーテン設置のお手伝いを行いました。 

    【図書館】

    図書館・開館前の9時過ぎから、グリーンパーク熊取メンバー15名が集まり、グリーンカーテンの設置に取り組みました。

    子ども向け図書コーナーの広いフロア―は、西側に20mほどの明るいガラス張りの窓が開けています。毎年、この全面をグリーンカーテンで覆います。

    長い竹をつなぎ合わせ自然を生かした枠を取り付けます。直接固定できないため、植え込みに竹を打ち込み支持棒を立て、斜めの竹で倒れを防ぎます。

    去年、骨組みの竹を新調しましたので作業はスムーズに進みます。

    網を通し全体の高さを調整して11時ごろに組みあがりました。

    図書館職員の方々が種まきから育てた、ゴーヤの苗を植えたプランターを配置し完了しました。

     

    【駅下にぎわい館】

    熊取の玄関「熊取駅の駅下にぎわい館」に、町職員、園芸専門家各1名、グリーンパーク熊取から4名が慣れた手つきで、ロータリーに面したガラス窓いっぱいにグリーンカーテンネットを張り、ゴーヤの苗を植栽しました。

     

    7~8月には緑がネット一杯を覆い、施設利用者はもとより道行く人々に涼感をふり撒いてくれるでしょう。

    町長も参加され一緒に記念撮影
    鮮やかな夏の花も植えました

    パーク農園 田植え 《2018年6月12日》

    今年も田植えの季節がやってきました。

    梅雨真っただ中、ちょっと小雨がぱらついていましたが、これこそ田植え日和!とやる気満々のメンバー。「苗5本をこうやって手に持ち、きっちり植えてください」とレクチャーを受け、順調に育った苗床を田んぼに運びます。

    田んぼの端から端に張ったロープに沿って、一列に並んだ早乙女(男)たちが掛け声に合わせて、一列、また一列と植えていきました。

    ぬかるむ泥に苦戦しながら、1時間強で無事植え終わりました。

    きれいに植えられた稲は次第に分けつし、太く生長していきます。これから約4か月大切に育てられ、秋には立派な実りをもたらしてくれることでしょう。

    終了後、昨年収穫のもち米でお赤飯をたき、味噌汁と一緒にいただきました。

    皆さん、お疲れ様でした。

    成長した苗を運ぶ
    ヨーシの合図で一斉に植える
    田植え完成!ご苦労様

    6月里山保全活動 《2018年6月7日》

    今年の梅雨入りは6日で昨年より14日早いとの気象情報でしたが、昨晩の雨も上がり里山の活動には嬉しい日和です。23名が体操で体をほぐし各班に分かれて作業開始です。

     

    昨年から土砂崩れで入山ができなかった双和の山に入り、竹の間伐を兼ねてイベント用の竹を伐り出した。軽トラックに乗せる手ごろな長さにノコギリで伐っていく。

     

    今年もまもなく広場の傍の田んぼで田植えが始まるので水漏れのないように手入れした。

    ランチはイベントに出される野菜カレーがでました。
    「ほんまごっつう美味しい~」給食班の皆さん感謝です。

    午後からはめいめい竹のスプーンやしゃもじつくりなどに精を出した。管理棟の南面にはゴーヤのグリーンカーテン作りに伐り出した竹が利用されている。ほんま玄人はだしの出来栄えですわ。

    暑い中皆さんご苦労様でした。

    竹のスプーン作り
    午後のイベント「一輪挿し」のサンプル
    「グリーンカーテン」ネットの完成

    ゲンジボタル生息地調査 《2018年5月16日》


    ゲンジボタル観賞会に先立って、毎年行われているホタル生息地調査を実施した。

    調査地点は見出川上流、雨山川、さや池。気温、水温、岸辺や川底の状態、土手の様子、小石や砂の溜まり具合、植物の生え方、ホタルが生息するのに適したコケや樹木などがあるか、電灯などの光源があるかどうか、川の流速の測定、ホタルの幼虫の餌となるカワニナの1㎡あたりの数などを各地点で調査した。また、それぞれの水を採取してpH(水素イオン濃度)とCOD(化学的酸素要求量)を計測した。

    当日は好天で気温も高く26℃~30℃、水温は15℃~16℃であった。

    3日前の大雨と当日永楽ダムの放流の影響で、見出川上流は水量が多く流れが速かったため、川に入っての調査ができない地点があったが、生息条件はおおむね良好だった。改修工事が行われた楠木橋は、底面のコンクリートも見えて、カワニナはいそうになかった。

    雨山川上流は大雨の影響も少なく、大きな変化はなかった。

    昨年の台風や最近の大雨の影響がホタルの飛翔にどのように影響を与えるのかは、今年の飛翔調査を待つしかない。

    増水した見出川上流
    改装工事した楠木橋付近
    コドラート内で採取したカワニナ

    野草樹木昆虫G定例観察 《2018年5月17日》

    今日のテーマは、野外活動広場からゆめの森公園の野草樹木の観察。初夏に咲く花々を中心に見て回った。

    田んぼの畔や道端には、トキワハゼやコナスビ、ニワゼキショウなどの小さな花が咲き誇っている。草が伸び放題になる前にこそ見られる可愛い草花達。最近は外来種も多く、ヤエムグラと思っていたものが、シラホシムグラだという情報も教わった。会員間の新知識が得られるのもこういう研修があってこそだ。ニワゼキショウに似たアイイロニワゼキショウやクスダマツメクサ、ノハラナデシコなども初お目見えだった。 道すがら、カナメモチやウツギの白い花が山のあちこちで目立っていた。

    公園内を散策すると、ネジキやエゴノキやクリの花も咲いていた。また、クヌギに似たアベマキもあり、特徴的なコルク質の樹皮を目と手で実感した。

    間違えそうなハゼとヤマウルシが、葉の違いによって見分けられることが勉強できたもの収穫(奇数羽状複葉の小葉が太目でたまに鋸歯があるのがヤマウルシ、特に幼木)。

     昔は葉を止血に用いたというチドメグサ、数ミリの塊の中に小さなかわいらしい花が開花しているのをルーペで覗いてみた。 葉がまるでビロードのような触感のヤブムラサキ、薄紫の花が咲いていて、どこもかしこもふわふわで気持ちいい。 ヤマモモの雌の木には実もついて、早いものは色づき始めていた。

    年内には公園内の木々に名前プレートをつけたいとグループで計画中。

    桜広場の道路わきには去年から見られる背丈1mほどの薄黄色の花が咲いていた。オオヘビイチゴだ。外来種で、地面を這うオヘビイチゴとは一文字違いだが全然違う。今年はさらに勢力拡大しているようだ。

    緑が濃くなってきた 「これから登ります」
    「この葉みて」「さあ!木の名前を当てましょう」
    ヤブムラサキ観察中

    5月里山保全活動 《2018年5月10日》

    沖縄が梅雨入りした今日、晴天の中30名の会員が野外活動広場に集まった。体操で体をほぐしてから作業の開始です。

    今日は和田山の枯木の伐倒と周辺の草刈や国史跡となった雨山神社の鳥居付け替え調査など多方面にわたって作業が行われた。

    松枯れが頂上から麓にわたって結構な本数が数えられた。1班は頂上付近から攻めて17本、もう一班は東谷池に通じる斜面でかなり大きな枯木を7本伐倒した。

     

    草刈班は駐車場と東谷池散策道の斜面を主に担当した。気温も上がり汗が体にまとわりつく。

     

    昼食はカレーライスだ。大鍋で炊いたご飯とカレールーは食欲が増進する。「もうチョットおかわり」。

     

    午後からは斜面の植樹の下草刈りと田んぼの周りの草刈だ。水路からは“ヤマカカシ”がチョロチョロと逃げて行った。里山に住み着いている生き物が身近に見られるのは環境がいいからだろう。

    山頂の案内板 ≪リニューアル中≫
    大きな松は一筋縄ではいかぬ!
    畑の工作を前にして、草刈り

    さや池ビオトープの合同調査 《2018年4月25日》

    さや池ビオトープはさや池・雨山川の水辺の自然を体感、観察できる場所で、毎年、水生生物・野草・樹木の生息状況を調査しています。

     

    水生生物

    さや池では、17cmもある大物のオスのカワムツを採取、鮮やかな婚姻色や追星に感嘆の声。トノサマガエルの交尾、羽化したばかりの透き通った羽のクロスジギンヤンマ、早苗の頃に羽化するサナエトンボなど、暖かくなり動き出した水辺の生き物の調査、観察を楽しみました。

     

    野草・樹木

    雨上がりのさや池 長靴姿のいで立ちで5人のスタッフ、樹木2人野草3人の少数精鋭で調査開始です。

    桜の開花が10日も早かったこともあり、さや池周辺の草も青々と長く伸びている。樹木では1本(ヒメユズリハ)を除き皆生き生きと成長した。

    伸びすぎた下枝の枝おろし作業を行い、奥の方まで見渡せるビオトープに変身した。

    野草は精鋭3人組 それでもこれは、あの~、えぇ~との連発。

    草の伸びすぎ、季節の先取り、例年と違うビオトープ顔に戸惑いながら、確認できたのは57種類だった。

    見かけないもの、新たな名前の分からないもの等年によって違いがあることを再確認できた今日の調査でした。

       新緑鮮やか! 樹木観察
       クロスジギンヤンマの羽化
      樋を抜いて増水した池の水の放流
       雨山川に放水

    4月里山保全G活動《2018年4月12日》

    桜も新緑となり気温も上がってきた。25名の会員が広場に集まり里山保全の作業に取り掛かった。

    前回の間伐場所に出向き伐り出した木材を広場に運ぶ。充電式のチェーンソーはすこぶる機嫌がいい。エンジン式は音を周囲に巻き散らして仕事をしているように聞こえる。どちらも排除できないマシンです。 

    広場では炭焼き窯が開けられ焼いた炭が黒光りしている。火の管理と時間の按配で今回も木炭もいい出来です。来シーズンも使えるように窯を整備して閉鎖です。

     

    ランチタイムはリンゴ入りバーモントカレーライスだ。30人分が胃袋に収まるのに長い時間はかからなかった。

     

    午後からは薪割と束を作り小屋に積み上げていく。炭焼きのおこぼれの竹酢液、木酢液を精製してボトルに詰め替えた。

     

    ほんまお疲れ様でした。

    一輪車で運ぶと楽ちん
    広場利用者用の薪割り

    「泉佐野丘陵緑地」野鳥観察  《2018年3月18日》

    今月の野鳥グループ活動は泉佐野丘陵緑地へ出かけました。パークセンターでスコープのセッティングやコース取りの打ち合わせなど、態勢を整え、先ず水鳥たちが待っている「向井池」を目指しました。 

    池にさしかかると朝方の逆光にきらめく湖面に数十羽の水鳥が浮かんでいます。

    早速スコープで覗いてみると、湖面中央に集団を作っているのは頭が黒く、胸が白色で口ばしの黒い、ハシビロガモのオスです。泳ぎながら水面を掬うように盛んに口ばしを動かしている。プランクトンを集め水と一緒に吸い込み食物だけをこしとって、採食するらしい。 

    カモの集団の輪から離れて岸辺に“つがい”で泳いでいるのは、口ばしの先端が黄色のカルガモだ。もうしばらくすると雛たちを引き連れて泳ぐ姿が、テレビニュースで良く見られる。そのほかコガモ、カイツブリが確認できた。

     

    次にルートを少し戻り「谷口池」の横を通りレジャー棚田を過ぎると眼前の大きな梅の木でメジロがけたたましく鳴いている。熊取の「町の鳥」がここまで追いかけてきて、話しかけているのかな。 

    やがて水辺の広場に着くと園内の係員さんがおられ話を聞くと「数日前まではカモたちで一杯だったが、大挙して北へ帰った」そうだ。

    こちらから「向井池」を見ると光の具合がよく、カモの姿の色合いがはっきり確認できた。10数羽が連れ立って“飛んでは、着水”を繰り返し始めた。北へ飛び立つ準備かな。

     池の周りを歩き「てっぺん広場」まで来ても、時折ヒヨドリやメジロの鳴き声が聞こえるだけで野鳥の姿は見えなかった。 

    パークセンターで昼食を摂り、カウンターを見るとヒレンジャクの写真があった。昨日も二時ごろ「谷口池」で見られたらしい。午後から楽しみにして観察したが確認できなかった。「来年は出会おうーぜ!」 

    今日の総括「鳥合わせ」では鳴き声を含め、15種類の野鳥を確認しました
    出発態勢を整えて・・・
    「熊取の鳥」メジロ
    てっぺん広場で一休み
    前日も観られた「ヒレンジャク」

    大阪緑化事業「植樹」 《2018年3月7日》

    大阪府では『みどりの基金』を活用した事業の一環として、『みどり』を増やし潤いや、安らぎをもたらすために地域住民が協働して行う緑化活動に対して無償で樹木を配布しています。私たちは毎年苗木の配布を受け、植樹しています。

    今年はソメイヨシノ15本、イロハモミジ15の植樹を行いました。

     

    【永楽ダムさくら広場のり面】 ソメイヨシノ15

    永楽ダム周辺では、桜の開花にあわせ桜祭りが開催され、たくさんの桜見物客で大いに賑わいます。

    しかし、これまで桜の手入れがなされず、下草やツルが生い茂り枯れ木が増えるなど、今後の存続が危ぶまれていました。そこで「桜保存会」の活動が始まり、今年はさくら広場の“あずまや”側からダムへの斜面の草や雑木を刈りとり、整地された“のり面”全体に植樹を行いました。

    急斜面の箇所は専門の植木屋さんが担当し、私たちはダム湖面に近い少しフラットなところにソメイヨシノ15本を植えました。

     

    【旧アスレチック広場】 イロハモミジ15

    「もみじ広場ハイキングコース」の永楽ダムから銀杏並木を経て芝生広場に向かう途中に「旧アスレチック広場」がありますが、現在は遊具もなく雑草の刈り込まれた広場となっています。

    ここにイロハモミジを植樹し、『もみじ広場』として再生を図ります。

    今年は広場中央の排水溝から森林側(広場全体の約半分)に植樹しました。

    残りを23年かけて広場全体に植樹し、10年ほどたつと立派な「もみじ林」となります。未来の紅葉を夢見ながら、これからも毎年植樹を続けます。

    苗木の運び出し
    ソメイヨシノ植樹のみなさん
    イロハモミジ植樹のみなさん

    野草樹木G・町外研修「稲むらの火の館&白崎海岸」《2018年2月15日》

    恒例の2月・野草樹木Gの町外学習は異常な寒気団の猛威が少し緩んで、温かくなった天気に誘われ、18名の参加で実施されました。午前中向かったのは、和歌山県広川町の「稲むらの火の館」の見学。

    到着は10時前でちょうど「3D津波シアター」で上映が始まるところでした。

    最初の上映は、東日本大震災の津波を題材にした『その日命を守るために』。

    津波が発生した時、親子四人家族が、かねてから家族で決めていた集合場所に「津波てんでんこ、津波てんでんこ」とつぶやきながら集合場所を目指して避難(“てんでんこ”とは“てんでんばらばら”と言う方言)、そして集合場所で家族全員の安全を確認し抱き合って喜ぶ感動的なストーリーでした。

    7年前の大津波で教えられたのは、①日頃から家族の集合場所を決めておく②自分が生き延びることを第一に考え行動する③家族で決めた場所を目指した行動をとるなどでした、これからの暮らしの中に生かし、すぐに実行したい。

    次の映画「稲むらの火」は、世界的にも有名な濱口梧陵が、安政地震で田んぼの“稲むら”を燃やし、逃げ遅れた村人を高台に集めて救った逸話でした。

     梧陵は震災後の村人の離散防止と復興のため私財を投じて防潮堤を築きました。記念館からほど近い浜辺まで歩いて行き、築堤から92年後の「昭和の南海地震大津波」から村の居住地区の大部分を守った『広村堤防』を見学しました。

    午後は由良町神谷の漁村から「白崎海岸」目指して出発。車窓から道路わきに咲く水仙を見ながら小さな峠を越えると、白く輝く岬が見えてきました。

    万葉のいにしえから知られる「白崎」です。
    白い岩は石灰岩で近年まで採掘され、セメント原料や製鉄用道路の敷石など多方面にわたって用いられました。

    採掘跡地が海洋公園として整備され、「日本の渚百選」にも選ばれています。

    地学大好きの仲間の説明によると、今から35千年前に地球上に登場した“防錘虫”の化石が海底に積り、それがもとになって石灰岩が出来上がり、地殻変動による隆起でこの美しい岬となったそうです。
    悠久の歴史を物語る美しい景観の地でした。
     

    帰路は有田インターから阪和道で無事、熊取町に到着。
    全員の安全を確認して解散しました。

    稲村の火の館前でパチリ
    「良くわかりました」立て板に水の館長さん説明
    「高い天井」建物は津波の時避難所として使用
    白崎海岸展望台へ

    さや池改修プロジェクトvol.10 《2018年2月14日》

    3年がかりの改修もいよいよ最後の工事となった。

    寒い中でしたが17名の参加で「ゆめの森公園」から流れる小川からの取水路の工事を行いました。

    昨年、石垣を組んで補修したばかりの水路がその後の台風襲来で、無残に破壊されました。

    今日の工事では、昨年相当の“鉄砲水”にも耐えられるように丸太の柵を取り付け、石組みが流出しないような堅固な護岸を作りました。

    丸太作りなど担当者の周到な準備のおかげでスムースに作業が進み、正午前に終了しました。 

     

    ・・・ところで「さや池」ってどんな池?・・・・

    11年前、生物調査の一環として「捨て池」となっていた成合地区のさや池を借用し、ビオトープとして利用することになりました。

    永楽ダムの近くで山間にあるため自然がそのまま残っており、野草や淡水生物調査に最適の池です。こうした自然池を残すため破壊寸前の“堤”を補強し、給水路の整備、水抜き部の改善を行いました。

    また、野草の強弱バランスを保つための草刈り、イノシシ被害対策などに取りくみ、毎年、野草と水生生物の調査を行い、棲息の変遷をデータ化しています。

    さらに、多くの人、なかでも子ども達に観察の機会を広げるため「浮き桟橋」を作り観察会を開催しています。

     

    今回、3年越しでリニューアルし『ビオトープ』の観察エリアの整備を終わりました。これからもたくさんお越しくださり自然学習に活用してください。

    「最後の工事です頑張りましょう!」
    工事はスムースに進みます
    大工事を終えて
    もうすぐさや池に春がやってきます

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